新福島駅~海老江駅(現地写真) - JR東西線(18)

JR東西線 前人未到の深さで大阪中心部を貫いた地下鉄道のすべて
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■福島シールド 4km860m~5km740m(L=880m)
  吉野換気所 5km550m

▼参考
JR東西線(片福連絡線)工事誌 - 日本鉄道建設公団1998年 396ページ・断面図
特集「平成9年開業新線」Ⅱ.JR東西線(片福連絡線) - 日本鉄道施設協会誌1997年7月号13~24ページ

●概説
前回の記事を参照。

●現地写真
福島四丁目交差点から新福島駅方向を見る。 阪神本線のトンネルポータル。
左:福島四丁目交差点から新福島駅方向を見る。
右:阪神本線のトンネルポータル。

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新福島駅を出た後もJR東西線は引き続き国道2号線の地下を通る。新福島駅の先で国道2号線は南西から真西へカーブしており、地下の福島シールドも半径600mでカーブしている。このカーブの途中で福島換気口から国道2号線の地下を併走してきた阪神本線は道路の北に外れて地上に出てくる。国道2号線からはトンネルポータルの上部を確認できた。

国道2号線の上を斜めに横断する大阪環状線。
国道2号線の上を斜めに横断する大阪環状線。

国道2号線のカーブが終わると、直後に大阪環状線の高架橋が道路の上空を斜めに横断する。この高架橋の中央には国道2号線の中央分離帯に基礎を置く橋脚があるが、この橋脚の取り扱いについて工事誌に特に記載はなかった。シールドトンネルということで、単純に橋脚基礎を避けて掘進すれば影響は出ずに済むため特段の対策は取っていないものと考えられる。


吉野1丁目交差点から海老江駅方面を見る。画面右端は阪神本線。

大阪環状線の高架橋を過ぎると、国道2号線は真西に進む。北を並行する阪神本線は地上に出た後、一気に高架橋へと駆け上がっていく。なお、この付近は新福島駅や野田駅(阪神)などからやや離れた場所にあるた、移動に自転車を使う住民が多いようで、写真の通り国道2号線の歩道上は放置自転車であふれかえっていた。


より大きな地図で JR東西線(片福連絡線)詳細版 を表示

野田駅の手前で国道2号線はやや南へカーブする。このカーブの地下にJR東西線の吉野換気所が設置されている。換気塔は国道2号線南側の「スプルース野田ビル」というオフィスビルと一体構造になっているようであるが、今回現地調査を行う際はこの換気塔の位置について十分確認しておらず撮影はしていなかった。ただし、Googleストリートビューで見ていただければわかるとおり、このビルを国道2号線上から見ても左右対称の普通のオフィスビルであり、換気塔の開口部は航空写真以外では確認できない。そのため、今回はGoogleマップの航空写真を掲載することで代替とする。

吉野換気所上部の中央分離帯にある鉄格子
吉野換気所上部の中央分離帯にある鉄格子


なお、吉野換気所の真上に当たる国道2号線の中央分離帯には大きなグレーチングの蓋が設置されている。工事誌の図面では地下の構造物しか描かれておらず、この蓋が地下の換気所へ通じているものかどうかは不明である。国道2号線の地下にはJR東西線と併走する形で建設省(当時)施工の共同溝が通っており、そこへ通じる点検口ものである可能性もあり、謎は深まるばかりである。

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