御幣島駅(現地写真) - JR東西線(24)

JR東西線 前人未到の深さで大阪中心部を貫いた地下鉄道のすべて
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■御幣島駅 8km430m~8km670m(中心8m550m)
▼参考
JR東西線(片福連絡線)工事誌 - 日本鉄道建設公団1998年 266~302・346・347ページ・断面図
特集「平成9年開業新線」Ⅱ.JR東西線(片福連絡線) - 日本鉄道施設協会誌1997年7月号13~24ページ

●概説
前回の記事を参照。

●現地写真(地上)
西淀川区役所前にある御幣島駅1号出入口と換気塔。 尼崎方の端にある3号出入口。
左:西淀川区役所前にある御幣島駅1号出入口と換気塔。
右:尼崎方の端にある3号出入口。

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御幣島駅の京橋方の端にある1号出入口西淀川区役所の庁舎前にある。階段の後ろには換気塔が併設されている。西淀川区役所の庁舎前にはこのほかに後述する地下駐輪場専用の換気塔も設置されている。3号出入口は駅の尼崎方の端にあり、階段は工場敷地の一角に設置されている。御幣島駅の開業に合わせて地下駐輪場が新設されているが、それでも西淀川区内では自転車の需要が多いようで、ご覧のとおり階段前には違法駐輪が目立っている。

歌島橋バスターミナル入口。奥に御幣島駅の2号出入口がある。 歌島橋バスターミナル内にあるJR東西線御幣島変電所の換気塔。
左:歌島橋バスターミナル入口。奥に御幣島駅の2号出入口がある。
右:歌島橋バスターミナル内にあるJR東西線御幣島変電所の換気塔。

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駅中央の2号出入口はみてじま筋西側の歌島橋バスターミナル内にある。この2号出入口にはエレベータも併設されているが、バスターミナルの屋根の下に隠れているためわかりづらい。バスターミナルの道路側には御幣島駅地下1階の尼崎方にある御幣島変電所へ通じる換気塔がある。変電所専用の換気塔ということもあり、そのサイズは駅端にあるトンネル用の換気塔と比べて非常にコンパクトである。根元部分には火災時に駅構内へ消火用水を送水する連結送水管の接続口が並んでいる。
歌島橋バスターミナル大阪市営バスの乗り継ぎ拠点(ライドアンドライド)として1981(昭和56)年に建設されたもので、JR東西線の開業により新たに鉄道との乗り継ぎ拠点としての役割も果たすようになっている。現在は計11系統の路線バスが発着している。

▼参考
大阪市 西淀川区 区内の駅と鉄道・バス 大阪市交通局
●現地写真(地下)
御幣島駅地下1階の改札口
御幣島駅地下1階の改札口

御幣島駅は地下2層構造で、地下1階が改札口となっている。利用者数がそれほど多くないため、自動改札機の台数は4台と少ない。改札外通路は他の駅と同様駅の両端まで続いているが、改札口から尼崎方については幅が狭くなっている。これは改札外通路側の壁に沿って駅の尼崎方にある御幣島変電所の換気ダクトが通っているためで、ダクトを設置した分通路が狭くなってしまったものである。

京橋方はそのまま地下駐輪場・歌島橋地下横断歩道に続く。 尼崎方にある御幣島変電所。
左:京橋方はそのまま地下駐輪場・歌島橋地下横断歩道に続く。
右:尼崎方にある御幣島変電所。

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地下1階の京橋方は緩いスロープを少し上った後、そのまま大阪市の地下駐輪場へ続いている。JR東西線開業当初、この駐輪場は終端で西淀川区役所前の地上出るだけのものであったが、その後歌島橋交差点の地下横断歩道(後述)が建設されたため交差点の先にも出ることが出来るようになっている。
尼崎方は通路の終端部に御幣島変電所が設置されている。これは電車の走行電力を供給するための変電所で、高圧電流が供給されているため扉にはその旨を示す表記がいくつも並んでいる。
なお、当駅は淀川周辺のゼロメートル地帯に位置するため各出入口には防水扉が設置されているが、地下駐輪場と歌島橋地下歩道の地上出入口には扉が設置されていないため、駐輪場との境界部分に扉が設置されている。

地下2階のホームと321系西明石行き電車。
地下2階のホームと321系西明石行き電車。

地下2階のホームは幅が8mで、他の駅と異なり階段付近以外は柱がホームの中央1のみに集約されている。このため、ホーム上の死角が少なく線路が直線であることともあいまって電車の進入を遠方からでも容易に確認できるようになっている。地下1階の改札口とは階段3箇所、エスカレータ1箇所、エレベータ1箇所でそれぞれ連絡しており、エスカレータは上り1機のみの設置となっている。

●現地写真(歌島橋地下横断歩道の部分)
歌島橋地下横断歩道入口 地下横断歩道の内部
左:歌島橋地下横断歩道入口
右:地下横断歩道の内部。手前は1期部分で、2期部分は奥の通路で接続している。

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京橋方の地下駐輪場の先にはJR東西線開業後に着工した歌島橋地下横断歩道が接続している。地下横断歩道は国道2号線・府道10号大阪池田線・市道淀川北岸線の3つの道路が五差路で交差する歌島橋交差点から歩行者・自転車を分離して安全性を向上することを目的に、1998(平成10)年から2期に分けて建設されたもので西淀川区役所側の1期部分が2005(平成17)年8月に、残りの部分が2009(平成21)年4月にそれぞれ供用が開始された。新しい地下道ということもあり、太陽光発電や全方向へのエレベータの完備に加え、明るい照明や監視カメラ・通報装置を設置するなど万全の防犯対策が行われている。また、遠方から来た利用者のために動画で地域の案内を行う大型のディスプレイも設置されている。
なお、この地下横断歩道は実質的には御幣島駅の改札外通路の一部となることから、8つある地上出入口には御幣島駅本体の出入口から続く形で4~11の番号が便宜上振られている

▼参考
※いずれも国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所の記者発表資料。(PDFファイル)
国道2号歌島橋交差点の歌島橋地下横断歩道Ⅰ期(西淀川区役所側)が、8月9日(火)午後2時から利用を開始します。(2005年発表分)
国道2号歌島橋地下横断歩道が4月1日から利用可能となります(2009年発表分)

●駅データ
駅名:御幣島(みてじま)
住所:大阪府大阪市西淀川区御幣島1丁目8番先
乗車人員(降車客は含まない):11056人(2008年度、大阪市の統計資料による)
みどりの窓口:営業時間5:30~23:00

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