静岡市のマンホール(2018年版)

カテゴリ:道路マンホールのフタ | 公開日:2020年02月14日05:19
静岡市のマンホール

※今週は体調不良で長編記事が書き終わらなかったため、短編の記事のみとなります。

 Yahoo!ブログ時代から続けている全国のマンホール“収集”ですが、最近は特に写真のクオリティが低かったものや新たなラインナップが登場した都市に関して「二巡目」の収集を開始しています。今回は2006年に一度訪れている静岡県静岡市のマンホール蓋について新たに確認できたものを紹介します。

■葵区(旧静岡市エリア)のマンホール
静岡市のマンホール(タチアオイ柄) 静岡市のマンホール(六角形模様) 静岡市のマンホール(CCBOX旧市章)
左(1):静岡市のマンホール(タチアオイ柄)
中(2):静岡市のマンホール(六角形模様)
右(3):静岡市のマンホール(CCBOX旧市章)


 上記1~3枚目はJR東海道線静岡駅から静岡鉄道新静岡駅にかけての大通り・商業施設周辺に設置されていたマンホール蓋です。
 1枚目は絵柄の蓋で、前回訪問時は時間が無く遠くから斜めに撮った見づらい画像しか得られませんでしたが、今回は着色された完全版を見ることができました。描かれているのは静岡市の花である「タチアオイ」です。
 2枚目は旧型の六角形模様の蓋で、中心には「市」の文字を変形させたロゴが描かれていますが、これは静岡市の旧市章とも現市章とも異なるもので、何を示しているのかはわかりませんでした。(市上下水道部独自のロゴ?)
 3枚目は地中化された配電線や通信回線を収納している共同溝(CCBOX)の蓋で、中心には2003年に清水市と合併する以前に使用されていた旧市章が描かれています。旧市章は徳川将軍の家紋である葵の中に「岡」の文字を入れたものとなっていました。現在の市章は富士山と駿河湾をイメージした白色と水色の二段に分かれたデザインとなっています。

■清水区(旧清水市エリア)のマンホール
旧清水市のマンホール(キリシマツツジ柄) 旧清水市のマンホール(幾何学模様)
左(1):旧清水市のマンホール(キリシマツツジ柄)
右(2):旧清水市のマンホール(幾何学模様)


 そのまま新静岡駅から静岡鉄道に乗り、終点の新清水駅で下車した後今度は旧清水市時代から設置されているマンホール蓋を見て回りました。
 1枚目は絵柄の蓋で、清水市の花である「キリシマツツジ」が表面一杯に描かれています。設置から年月が経過し、特に赤色の退色が著しいですが、本来の色は静岡県がまとめている各市町村のマンホール蓋一覧ページから確認できます。
 2枚目は一般的な幾何学模様の蓋で、中心には「清」の文字を図案化した旧清水市の市章が描かれています。こちらはさらに設置が古いようで、管種を示す「下水」の文字が毛筆調で書かれ、表面自体もかなり磨耗が進んでいます。

■ちびまる子ちゃんデザインマンホール(2018,09,06~)
ちびまる子ちゃんデザインマンホール(静岡鉄道新静岡駅前) ちびまる子ちゃんデザインマンホール(JR清水駅前)
左(1):ちびまる子ちゃんデザインマンホール(静岡鉄道新静岡駅前)
左(2):ちびまる子ちゃんデザインマンホール(JR清水駅前)


 静岡市清水区は、まんが「ちびまる子ちゃん」の作者であるさくらももこさんの生誕地でもあります。清水駅近くにはちびまる子ちゃんの世界を再現したミュージアムが設けられているほか、先ほど移動に利用した静岡鉄道ではミュージアムとコラボし、車両内外の全体にちびまる子ちゃんのラッピングを施した電車(車内自動放送はアニメでまる子役を務めるTARAKOさんが担当)も運行されています。
 これに加えて作者のさくらももこさん自身の発案により、2018年8月7日に静岡市へちびまる子ちゃんをデザインしたイラストマンホール蓋が寄贈されました。寄贈された蓋は1ヶ月間の展示の後、静岡市内の2箇所に実際に設置されています。絵柄はそれぞれ異なっており、静岡鉄道新静岡駅(新静岡セノバ)前に設置されたものは富士山と茶畑、JR清水駅前(西口階段下)に設置されたものは富士山と駿河湾をイメージしたデザインとなっています。 昨年10月には同一品が1枚ずつ製作され、静岡市上下水道局庁舎で常設展示されています。また、清水駅前の観光案内所ではこの蓋の写真を使った「マンホールカード」も配布されています。
 なお、作者のさくらももこさんはマンホール蓋を寄贈された直後の2018年8月15日に乳がんのため53歳の若さでこの世を去りました。事実上の遺作となったこれら2つの蓋が彼女の生きた証として末永く大事にされることを願っています。

■キャラクターが描かれたマンホールと著作権
 弊サイトでも今後「キャラクターが描かれたマンホールの蓋」を紹介していく予定ですが、気になるのが著作権法との兼ね合いです。通常こういったキャラクターについては、作者の死後(団体で製作された場合は公表後)70年間保護され許可無く利用することができません。しかし、著作権法第46条「公開の美術の著作物等の利用」の規定により、建築物または公開されている空間(公園・公道上など)に設置されている美術品(彫刻等)に関しては、写真をWebサイトや書籍に掲載することは自由にできることになっています。
 マンホールの蓋についても上記の規定に合致するため、SNSやWebサイトで公開することは問題ありません。ただし、これをグッズ等に加工して売ってはいけません。ちびまる子ちゃんのマンホール蓋はコースターやマグネットなど公式グッズが発売されていますので、みなさんそれを買いましょう。

▼脚注
※2018年12月30日の著作権法改正により、著作権の保護期間が50年から70年に延長された。


▼参考
概要:静岡市
→市章・市の花について
下水道:静岡市
→ちびまる子ちゃんマンホール常設展示・マンホールカード配布について
マンホールデザイン一覧|グッズ|ちびまる子ちゃん オフィシャルサイト
→作品公式サイトでのマンホール関連グッズの紹介

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