2020年を振り返って

カテゴリ:雑記 | 公開日:2020年12月31日00:18
高輪ゲートウェイ駅山手線ホーム

まもなく2020年が終了となります。
今年11月に弊サイトは前身のYahoo!ブログ時代から通算で15周年を達成いたしました。15年間に渡り本サイトを運営し続けることができたのは皆様のご愛顧の賜物でございます。いつもご覧いただきありがとうございます。
本来であれば15周年ということで大きな企画を用意したかったところですが、今年は新型コロナウイルスの世界的大流行により日々の取材活動すら難渋する状況でこれといったものがご用意できなかったのは残念に思っております。春には正業である物流の仕事で急遽遠方に出張になるなど、実生活でも大きな混乱がありました。もはや1週間先の社会情勢すら予測し難い状況ですが、15年分のストックを有効に活用しながら来年もコンテンツを作れればと考えております。

■2020年のアクセス傾向と人気記事
 ここ数年は同人誌の執筆に専念しており、Webサイトの記事作成が疎かになる状況が続いていたため、人気記事のランキング一覧の作成は休止していました。2020年は東京オリンピック開催および新型コロナウイルス感染拡大の影響でコミックマーケットが通年に渡り開催されず、同人誌は前年に作成を終えていた「渋谷タイムライン」以外全く刊行できませんでした。これにより生じた余力はひたすらWebサイトに振り向けており、今年1年間の新規公開記事数は6年ぶりに40本まで達しました。結果、年間のページビュー数は目標としていた100万にはわずかに届かなかったものの、約95万PVと2018年頃の水準に回復しています。
 というわけで今回は久しぶりに今年1年間のアクセス傾向について分析してみたいと思います。(ページビューの数値はいずれも2020年1月1日~12月29日の累計)

●全体的なアクセス傾向
2020年PV数グラフ
2020年PV数グラフ

 まず全体的なアクセス傾向ですが、5月以降サイト全体のアクセス数が1.5倍前後に増加する現象が見られました。これは5月初めにGoogle検索のアルゴリズムがアップデートされたためです。ここ数年のGoogle検索は「WELQ問題」への反省から個人が作成したコンテンツを排除する傾向にありましたが、今回のアップデート若干の「揺り戻し」があったようで、弊サイトについては古い記事を含め全体的な表示順位が戻りました。検索での表示回数を見ると5月初めを境にで3倍という急激な増加となっています。ちょうどこの時期は新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言期間中でもあり、在宅中の暇つぶし(?)に弊サイトをご覧いただいていた方も多かったようです。
 その後12月にもう一度アルゴリズムのアップデートが実施されており、そこで表示回数は半分程度まで再度減少してしまいました。ただし、ここで表示されなくなったのは「南砂町駅」「新小平駅」のように駅名単体で検索したようなケースであり、ある意味ユーザーの求める形に適正化が図られたものとも考えられます。その証拠に検索からのアクセス数自体は微減に留まっています。 
 また、これとは別にページビュー数のグラフに点々と鋭いピークが見られます。これは新規で記事を投稿したタイミングと一致しています。 弊サイトでは2017年よりサイトの更新通知に特化したTwitterアカウント(@Rf_notify)の運用を開始しました。今年に入ってこのアカウントのフォロワー数が急増しており、Twitterを経由して新しく公開したコンテンツを即ご覧いただくという流れができつつあります。このTwitterアカウントは更新通知と称している通り、原則としてサイトの更新通知しか行いません。連続投稿によりタイムラインが埋まってしまう心配はありませんので、Twitterをご利用の方は是非ご活用ください。

●アクセス数TOP10ランキング
 続いてアクセス数上位の記事の紹介です。

1位:品川駅再開発(3)京急品川駅地平化と北品川駅高架化:24,070PV
昨年11月に再開した品川駅再開発のレポートの3回目の記事です。公開直後の4月1日に東京都が国から事業認可を取得したことが発表されたためアクセス数が大幅に増加しました。

2位:相鉄新横浜線(羽沢横浜国大~新横浜) - 相鉄都心直通プロジェクト2019・2020(2) :16,126PV
3位:東急新横浜線(新横浜~新綱島) - 相鉄都心直通プロジェクト2019・2020(3):15,471PV
こちらも久しぶりのレポート再開となった相鉄・東急直通線の建設状況です。今年は掘削中のトンネルの地上が陥没するなど受難の年となってしまいました。一時工事が停止していた新横浜トンネルは陥没原因の究明と対策がまとまったことから掘削が再開され、11月27日(金)に新横浜駅まで貫通しています。

4位以下は次の通りとなっています。相鉄都心直通プロジェクトが特に注目されているようです。

4位:西武新宿線中井~野方間地下化工事(2020年3月15日取材):15,407PV
5位:東急新横浜線(新綱島~日吉) - 相鉄都心直通プロジェクト2019・2020(4):13,728PV
6位: JR山手線・埼京線のホーム並列化 - 渋谷駅再開発2019-2020(2):12,642PV
7位:中央線グリーン車連結に向けた12両化工事2020(1)東京~吉祥寺:10,768PV
8位:相鉄・JR直通線開業 - 相鉄都心直通プロジェクト2019・2020(1):10,047PV
9位:JR御茶ノ水駅改良工事(2020年3月29日取材):9,984PV
10位:東京メトロ千代田支線北綾瀬駅ホーム延伸工事(2020年6月17日取材):8,946PV


■厳しい収支の現状
 さて、冒頭でも触れたとおり今年は新型コロナウイルスが世界で猛威を振るっており、この影響は来年以降も続くことが必至となっています。4月には緊急事態宣言が発令され、外出自粛要請、店舗の営業休止など経済に深刻な影響が発生しています。この影響は弊サイトも無縁ではなく、収支状況が大幅に悪化しました。個人サイトでお金の話をするのは嫌悪する方もいらっしゃることは重々承知しておりますが、サイトの存続にも関わる大切なことであるため、どうか少しの間お付き合いください。

●スマホ移行により低下傾向だった広告収益
弊サイトのスマホ用ページ
弊サイトのスマホ用ページ

 弊サイトはご覧いただくとわかる通りページの隅に広告バナーを表示しており、そこから毎月収入を得てきました。 また、2015年以降行っている同人誌の刊行は、元々収入を得ることを目標に始めたわけではありませんが、事前の予想に反して読者の皆様に好評を持って受け入れられたことにより十分に収益性のあるコンテンツに成長しています。これらで得られた収入は遠方への取材や図書館での資料収集、画像・動画編集ソフトの購入、FC2ブログの有料プラン契約(画像のアップロード容量拡大・独自ドメインに必要)といったコンテンツ作成環境充実に活用しています。
 東急東横線渋谷駅が地下化された2013年頃には、毎月コンスタントに数万円程度の収益を出していたWebサイトの広告システムですが、近年は収益性が低下傾向にありました。これは閲覧環境がスマートフォンへ大きく移行したためです。スマホは画面が小さいため、パソコン用のページのように一つの画面内に複数の広告を表示することができません。これは広告収益を前提にしたサービスでは共通した問題となっており、近年多くのニュースサイトがアプリや有料化される一因となりました。弊サイトも2018年を境にパソコンとスマホのアクセス数が逆転しており、現在はアクセスの約7割がスマホからになっています。なお、一部のWebサイトではページ読み込み中に画面全体で広告を表示するようなシステムを導入しているところがあります。こういった強制表示の全画面広告はUX(ユーザー体験)の観点からは非常にマイナスであるため、現時点で弊サイトに導入する予定はありません。

●コロナ禍による甚大な影響
弊サイトの広告収入にも恵みになるはずのGoToトラベルキャンペーンだったが…
弊サイトの広告収入にも恵みになるはずのGoToトラベルキャンペーンだったが…

 スマホ移行に伴う広告収益性の低下に追い打ちをかけたのが、冒頭でも触れた新型コロナウイルスの流行でした。弊サイトは鉄道をテーマにしていることから、鉄道の割引きっぷ、格安航空券、パックツアーなど旅行に関係する広告が多く出稿されていました。感染拡大防止のため仕方がないことではありますが、春以降国や自治体から断続的に外出自粛要請が出されたことにより、これらの広告出稿が激減しています。特に緊急事態宣言が発令されていた3月下旬~5月下旬の広告単価は通常の約1/3以下まで低下し、その2か月間は広告収入を受け取れない状態となりました。(収入額が一定を超えないと振り込まれないため。)7月にはGoToトラベルキャンペーンが始まりある程度持ち直しましたが、以前の水準までは戻ってはおらず、さらに12月以降は感染の第3波が明確になり、キャンペーンが中止されてしまいました。感染者数の増加はその後も止まっておらず、年明けには緊急事態宣言再発令もささやかれるなど、今後の収益減少は避けられない状況です。
 一方頼みの綱であった同人誌も、外出自粛要請により新刊制作のための取材はままならず、イベントも前述の通り中止になってしまったことから、書店に残っていたわずかな在庫売上しか得られない事態となりました。このため、収入がないばかりか手元に大量の在庫が残り続ける状態となっています。後述する通り現在自宅に在庫は置けない状態のため、在庫の保管用にトランクルームを賃借していますが、大量の在庫が残っている以上それを解約することもできず、賃料が生活上無視できないレベルで負担となっています。

●広告に依存しない運営形態をめざして
5月のコミックマーケットに向けて今年刊行予定だった品川駅再開発総集編の制作を開始する。
5月のコミックマーケットに向けて今年刊行予定だった品川駅再開発総集編の制作を開始する。

 収入の不足分については当面の対応として正の収入から補填を続けてきました。一方、数年前から自宅は資料等によりキャパシティオーバーの状態が続いていることに加え、長年の居住により設備の老朽化が著しく、住み続けるのが困難になりつつあります。従って早急に引っ越しが必要となっており、その資金にこれ以上手を付けることは避けなければなりません。
 現時点では来年5月にコミックマーケットの開催が計画されており、弊サイトも出展の申し込みを済ませています。今年刊行予定だった品川駅再開発に関するこれまでのレポートの総集編をご用意する予定です。今回に関してはイベントが中止になった場合でも4月中旬頃を目途に作品自体は必ず刊行し、今年刊行した渋谷駅再開発の作品とともに通販および電子書籍での配信を行う予定です。まずはストックとして滞ってしまっている作品を皆様にお届けすることが弊サイト存続に向けた一歩となります。
 広告収入については、感染の再拡大の現状から来年も回復は絶望的な状況にあります。今後は使用頻度が低い有料ソフトの一時解約等の支出カットを行いつつ、広告に依存しない形でのサイト運営についても検討してまいりたいと思います。

■15年目の御礼とお願い
 改めまして、今日まで15年以上に渡りWeb上で執筆をつづけることができたことに誇りと感謝の気持ちを表します。
 この間アクセス数も大幅に増加し、1日当たりの平均ページビュー数は以前より減りつつも2000を維持し続けるなど、「鉄ヲタ個人の趣味ブログ」の範疇には収まりきらないところまで成長を遂げました。鉄道事業者の社員の方から感想を頂いたり、、弊サイトの記事をきっかけに新たな分野に興味をお持ちになり、論文や本を書いたという話もたくさん伺いました。諦めず書き続けてよかったと心から思っております。
 「未来へのレポート」のタイトル通り、これらの膨大な情報を未来へ残すには皆様のお力が必要です。もしかするとこの先読者の皆様にいくらかの経済的なご負担をお願いする機会が出てくるかもしれません。ご賛同いただける場合は、ぜひご協力を頂けると幸いです。

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