明治神宮前駅 - 地下鉄副都心線全線全駅レポート(12)

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。



明治神宮前駅(F15)


5番出入口
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(21mm)・オート(1/125/F6.7/ISO100)>

明治神宮前(めいじじんぐうまえ)
・所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目(地図
・キロ程:和光市起点19.2km
・停車種別:各停
・ホーム形態:1面2線
・トンネル形態:開削(地下5層)
・乗り換え路線:千代田線・JR山手線(原宿駅)

副都心線明治神宮前駅は明治通りと千代田線が地下を走る表参道が交差する神宮前交差点の地下にあります。交差する千代田線のホームを経由で山手線原宿駅に出ることもできます。駅周辺は若者向けのファッション・グルメなどの店が集まっており、それにあわせて副都心線の地上出入口はガラスを多用したデザイン性のあるつくりになっています。



副都心線改札口前には原宿~表参道界隈の古い写真が展示されていた
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/30/F3.5/ISO100)>



B4F副都心線改札口
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/45/F3.5/ISO100)・トリミング>



パブリックアート「いつかは会える」(野見山暁治 作)
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/60/F4.5/ISO100)・トリミング>

原宿~表参道にかけては緩やかな傾斜地となっており、交差する千代田線は線路が急勾配にならないよう地下3階を通っています。このため、そのさらに下を通る副都心線ホームは地下5階と深いところにあります。副都心線開業に合わせて新設された改札口はホームの1階上の地下4階にあり、冒頭の5番出入口からその改札口へ向かうには3階分にわたる長いエスカレータを降りることになります。



B3F千代田線ホームに新設された副都心線連絡通路。柱の配置の関係で階段は狭い。
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/30/F3.5/ISO100)>

副都心線開業に合わせて、千代田線ホームと副都心線改札口付近をつなぐ連絡通路が新設されました。これにより、副都心線と千代田線は改札内で乗換えが可能となります。



B5F副都心線ホーム
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/15/F3.5/ISO100)>



副都心線ホーム中央の吹き抜け
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/30/F3.5/ISO100)>



階段上部にある楕円形の吹き抜け
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/45/F4/ISO100)>

明治神宮前駅のデザインコンセプトは「ファッション×杜」で、ステーションカラーは「スモークブルー」となっています。副都心線ホームはこれと調和する白や金属の地色を生かした灰色中心の色づかいとなっています。また、改札口からホームへ下りる階段は新宿三丁目駅と同様大きな吹き抜けとなっており、開放的な空間を演出しています。

複合円形断面シールド


明治神宮前駅から渋谷方面を見る。この先が「複合円形断面シールド」の区間
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(55mm)・Tv(1/6/F8/ISO1600)・トリミング>

明治神宮前駅から次の渋谷駅までは渋谷方面・池袋方面両方向の線路が1つのシールドトンネルに収められています。シールドトンネルというのは全方向から力を受けて形状を保持するため、壁面全体に等しく力がかかるよう正円形(上下・左右全方向で曲率半径が同一)とするのがこれまでの常識でした。しかし、この副都心線明治神宮前~渋谷間では種々の技術開発を行い、断面が楕円形(正確には異なった曲率半径の壁面を2種類組み合わせた)のシールドトンネルとなっています。このトンネルは「複合円形断面シールド」といい、これまでの正円形のトンネルに比べて掘削量を10%、線路下の不要な空間を埋めるコンクリート(これをインバートコンクリートという)を40%減らすことができ、土砂・資材の搬出入にかかるエネルギーやコストを削減することができます。また、この工法は断面が途中で変わるような複雑な条件にも応用が可能で、将来の大深度地下開発での利用が期待されています。


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