新京成800形

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


先日、京成津田沼駅を通った際、新京成では最も古い車両である800形を見ることができました。折り返し待ちの間、撮影した写真を記事にしたいと思います。

京成津田沼駅に停車中の800形(右)。塗装のひび割れが少々気になる。
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(1/400/F4/感度オート)>

引退間近
新京成800形は1971(昭和46)年からの4年間で36両が製造されました。これ以前の新京成ではすべて親会社の京成電鉄から譲渡された車両を使用しており、800形は新京成初の自社発注車両ということになります。しかし、スタイル的には前面貫通型、片開きドアなど京成電鉄から譲渡されていたいわゆる「青電」と大差無いもので、「本家」である京成電鉄からこのスタイルの車両が消滅した現在では貴重なものです。



運転台撤去部分。車外へ出入するドアは塞がれたが、室内側の仕切りは残ったまま。
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(1/60/F3.2/感度オート)>

1980年代以降には冷房化と内装類の更新が行われました。この中には運転台の高さの変更と前面の貫通扉の閉鎖が含まれていますが、改造の方法は扉を溶接して固定するもの、扉自体を完全に塞いでしまうものなどさまざまでした。現在運行されている806編成と810編成は扉を閉鎖した跡に幌枠のような縁取り(飾り)がされており、一見すると貫通扉が残っているようにも見えます。また、編成の組み替えも行われており、中間に組み込まれた先頭車両は運転台撤去が行われています。この改造でも運転機器(メーター・ハンドル類)を撤去しただけで運転室の仕切りが残っているもの、廃車となった車両の車端部を切り接いで完全な中間車にしたものなどさまざまな形があります。車体の更新は行われたものの、内装は塗装によって色がつけられていたり、ステンレス化されていない蹴込板(いすの下の暖房のカバー)など昭和の車両の特徴を色濃く残しています。



800形車内。ペンキ塗りによる色使いが特徴。
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(1/60/F2.8/感度オート)>

この800形は当初2006年12月から開始される京成千葉線との直通に使用される予定でしたが、改造費用と車両の余命とのバランスを考えてかこの計画は撤回され、代わりに8800形を6両編成化して直通運転に充てています。後継となるN800形の増備も進んでおり、残り2編成となった800形は明確な時期は示されていないものの、数年以内に完全消滅することが確実といえる状況となっています。

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