東急大井町線・急行運転に向けた改良工事(補遺)+6000系

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


1月に「東急大井町線・急行運転に向けた改良工事」と題し、来週3月28日(金)のダイヤ改正から始まる急行運転への準備状況をお伝えしました。先週末(3月16日(日))、再び大井町線に乗る機会があったため、前回の記事でお伝えしきれなかった部分やその後の変化、新型車両6000系について軽く触れようと思います。急行運転の概要などについては本記事最後の「参考」「関連記事」をご参照ください。

1枚目
新型車両6000系フロント部
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(55mm)・オート(1/250/F9.5/ISO100)・トリミング>

改良工事の状況


先端部分1両分が柵で仕切られている。
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(Tv1/320/F4/感度オート)>

●大井町駅
2002年のりんかい線(地下)の建設の際、地下のトンネルと重複する高架橋100mを改築、140mを補強しました。この際、6両編成の急行電車に対応できるよう、ホームが延伸されました。終端側(改札口側)に向かって広がる形状です。



ホームの屋根が増設された。ちなみにこの駅の直下には立会川(暗渠)が流れている。
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(Tv1/320/F4/感度オート)>

●荏原町駅
荏原町駅は急行電車が通過しますが、大井町線全体のイメージアップを図るためか、短かったホーム屋根の延長が行われています。延長された部分は最近改修された東急の各駅と同じくテント状の白い屋根で、既設の古い木造の屋根との差が激しくなっています。

●旗の台駅
1月の時点では外側2線のみが完成した状態でしたが、3月上旬に内側2線も完成しました。内側のホームはダイヤ改正までは試運転列車のみが使用する予定で、全面に柵が設置されています。



自由が丘駅のホーム延伸部分。
<CanonPowerShotA700・(12mm)・オート(Tv1/200/F4/感度オート)>

●自由が丘駅
ホームが5両分しかなかったため、二子玉川方に1両分ホームを延伸しました。延伸部分には荏原町駅と同様のテント状の屋根が設置されています。このホーム部分には駅の二子玉川方にある留置線へのポイントがありましたが、これが設置できなくなったため、その機能は田園都市線の梶が谷駅に新設された留置線や鷺沼駅の車両基地で補うこととなります。



左:解体された二子玉川方の駅舎。
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(Tv1/500/F4/感度オート)>
右:大井町方の上り線合流部。
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(Tv1/400/F4/感度オート)>

●上野毛駅
1月の時点でホーム下に隠れていた新しい上り線の使用を開始しました。これにより上り線に関しては通過列車・停車列車の分離が可能となりました。現時点で通過線を使用するのは試運転列車のみです。また、二子玉川方にあった旧駅舎は一旦解体されています。

●ATC化
2月末に信号システムが地上信号(東急ATS)から車内信号(ATC-P,CS-ATC)に変更されました。これにより急行列車を含む1時間に20本の高密度運転が可能となります。線路脇には使われなくなった信号機が一部が横を向けられたまま放置されています。

●その他


大井町駅の発車案内板
<CanonPowerShotA700・(8mm)・オート(Tv1/80/F3.2/感度オート)>

急行運転開始に伴い、接続などの案内が必須となるため、接近放送とLED式の発車案内板の整備が行われました。さらに、急行運転に際して改修の必要がない駅(急行が通過する駅)でも線全体のイメージアップのため、ベンチや掲示板、ゴミ箱など備品類の交換が行われています。
なお、戸越公園・九品仏の2駅はホームが短いため一部車両がドアを閉めた状態で停車していますが、この2駅は急行が通過するため、この状態が維持される予定です。

急行用新型車両「6000系」


二子新地駅構内に留置されている6000系。新車特有の潤滑油や樹脂の臭いがホームにも漂っていた。
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/250/F6.7/ISO100)・トリミング>

急行列車には新型車両6000系が使用される予定です。車両の仕様は田園都市線に導入が続けられている5000系をベースにしていますが、5000系は導入開始からすでに5年が経過しており、時代の変化に見合った小改良が各所に施されています。先頭部は地下鉄の車両に見られるような傾斜のきつい「くの字」形になっており、急行列車にふさわしいスピード感あふれるデザインになっています。ちなみに、池上線・多摩川線の新型車7000系はこの6000系の18m車体版ともいえますが、こちらは丸みを帯びた先頭形状で対照的なデザインとなっています。
6000系の試運転は田園都市線・大井町線で行われています。試運転がないときは主に二子新地駅構内(正確には二子玉川駅の引上げ線の延長部分にあたる)に留置されており、「展示会」さながらの状態になっています。鉄道ファンのみならず利用客からの注目は高いようで、携帯電話のカメラで写真を撮っている姿が多く見られます。


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