鉄道博物館(2月18日訪問)その2

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。



鉄道博物館の記事の続きです。今度は入口を入って左側の体験型の展示・施設です。今回は待っている時間が惜しいため、体験型の施設は基本的に外から見るだけにしました。

1枚目
ミニ運転列車の周回線路
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/20/F3.5/ISO800)>

教育施設として


大行列の運転シミュレータ
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(23mm)・オート(1/180/F8/ISO100)>

入口から左側に入ってまずあるのがおなじみの運転シミュレータです。交通博物館時代ものに加え、蒸気機関車D51形のシミュレータが設置されています。この蒸気機関車のシミュレータは投炭が体験できるほか、走行の揺れなども再現されています。開館以来運転区間は釜石線花巻~新花巻間の「初級モード」のみとなっていましたが、この3月からは急勾配が多く難易度の高い同線の岩手二日町~遠野間が追加されました。利用は予約制で料金500円が必要です。あまりにも利用者が多いため10:15・14:15の2回の整理券配布となっています。(そのほかのシミュレータは予約不要。ただしこれも常時60~90分待ち。)



左:ラーニングゾーン1F。奥に103系のカット車体がある。
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/30/F3.5/ISO100)>
右:ラーニングゾーン3F。
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・絞り(1/30/F8/ISO400)>

その奥に行くと今度は子ども向けに鉄道全体のシステムを解説している「ラーニングゾーン」があります。階ごとに以下の分野が分かれています。

1F:鉄道の仕事(駅、整備工場、デザインなど)
2F:鉄道の原理(物を運ぶしくみ、安全を保つための工夫など)
3F:鉄道車両の仕組み(実際の部品を動かしモーター・ブレーキなどの仕組みを理解できる)
※ちなみに、1Fの103系のカット車体は2006年5月のJRおおみや鉄道ふれあいフェアで展示されていたクハ103-713の前半分。

この中にはツアー形式で解説を行うものもあり、新しい試みが随所に取り入れられています。交通博物館時代は敷地面積も限られており、このように鉄道のシステム全体を体系的に学べる設備は設置されておらず、「何となく」鉄道に関係する展示だなということしか判らなかったのが事実です。収蔵車両数の増加以上に、博物館の本来持つべき教育施設という性質が今回の移転を機に遺憾なく発揮されるようになったことを、私は最も評価すべき点だと思っています。



ミニ運転列車。
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/250/F6.7/ISO100)・トリミング>

外に出ると今度は来館者が運転することができるミニ鉄道があります。これも予約制で200円かかります。線路上にはICタグが並んでおり、信号機とタグから得た情報で、内週は地上信号(ATS-P)、外周は車内信号(ATC)を擬似的に再現し安全を守る仕組みを学ぶことができます。途中駅も設置されており「万世橋」「汐留」「飯田町」「両国橋」と実在した鉄道に縁の深い駅名が用いられています。



左:167系前頭部があるキッズスペース
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/30/F3.5/ISO100)>
右:ノースエントランスと本館を結ぶミニ列車
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(21mm)・オート(1/60/F5.6/ISO100)>

ミニ鉄道の脇にはもう一つ出入口があり、駐車場からダイレクトに入退館できるようになっています。脇には映像の上映ができる「鉄博ホール」と幼児向けのプレイルームがあり、室内に交通博物館から移設された167系の前頭部が展示されています。また、この出入口と本館の間は新幹線E2系を模したミニ列車で連絡されています。

その他


左上:国鉄バス
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/6/F3.5/ISO400)>
右上:その他収蔵品
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/30/F3.5/ISO800)>
左下:時代を示す
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(26mm)・オート(1/30/F4/ISO800)・トリミング>
右下:制服萌え?
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/8/F3.5/ISO800)>

左上:国鉄バス
交通博物館時代は鉄道以外に船舶・自動車・航空に関する展示が少数ありました。しかし、今回の移転で鉄道「専業」の博物館とする方針とされ、鉄道以外の展示は国鉄時代に行っていた国鉄バス・連絡船などを除いて行われていません。ちなみに、交通博物館時代の展示品は売却などはされておらず、引き続き収蔵されており、他の関連する博物館で公開する場合もあるそうです。

右上:その他収蔵品
タブレット閉そく機など交通博物館時代の展示品の一部は事実上行き場を失った形となり、倉庫に収納されたままになっています。この倉庫も公開されており、詳細な解説は無いものの品物自体は間近で眺めることができます。表に出ている展示品と定期的に入れ替えを行うのかは不明。

左下:時代を示す
鉄道は社会の影響を常に強く受けており、世相・文化など無しに語れないものも多々あります。今回、敷地面積が大幅に増加したのにあわせ、「サイド」の部分の解説も大幅に拡充されています。具体的には車両周りのホームから、貨物列車の輸送品、日常生活で使われていた品々などです。写真はその一例である「トースター」「インスタントコーヒー」「インスタントラーメン(チキンラーメン)」です。

右下:制服萌え?
タイトルはさておき・・・これも模型での展示が多かった交通博物館時代には見られなかったもので、車両の内外に職員の制服、学生服、スーツなどの服装をしたマネキンが置かれ、通勤ラッシュ、ヘッドマーク取替え、寝台設備の解体・組み立ての様子が実物大でわかるようになっています。マネキンが真っ黒なのが個人的には良くないと思うのですが、リアルすぎても今度は子どもが怖がってしまうのでこれでいいのかもしれません。

このネタを一緒に居た3人にも投下してみたのですが、そこは20代の男ばかり。即座に“脳内変換”され、セーラー服を着たマネキンを指しエ・・・以下略。タイトルの意味はそういうことです。あとはご想像にお任せします!(爆)



お土産。
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(28mm)・オート(1/45/F4/ISO1600)・トリミング>

お土産はテレビでも有名になっていた「石炭あられ」と適当に選んだサブレを買いました。「石炭あられ」は竹炭パウダーで色をつけたあられ(揚げ餅)です。見た目は石炭そのものですが、食べてみるとしょうゆ味の普通のあられそのものです。

ニューシャトル


左:ニューシャトル鉄道博物館駅。曲線の造形が美しい。
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(1/100/F4/オート)>
右:ニューシャトルの車両。
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/45/F3.5/ISO1600)>

大宮駅から鉄道博物館までは新交通「ニューシャトル」で連絡しています。最寄りの「鉄道博物館」の駅名は博物館の開館の際に「大成(おおなり)」から改称されたもので、駅施設も混雑に対応して大幅に拡張されています。鉄道博物館では駐車場が限られているため公共交通機関(ニューシャトル)の利用を呼びかけていますが、ニューシャトルは車両が小さく、乗客が集中する時間帯は若干輸送力が不足気味です。

オープンからまもなく半年がたちますが相変わらず平日でも、激しく混雑する状態が続いています。特に今月~来月初めにかけては春休みの子どもたちでさらに混雑するでしょう。できるならば学校の長期休暇の時期以外の平日似訪問されることをお勧めいたします。

▼参考
鉄道博物館(公式Web)

▼関連記事
●交通博物館時代の記事
交通博物館 その1(2006年2月27日)
交通博物館 その2(2006年2月27日)
交通博物館にEF55 1(2006年3月26日)
交通博物館Part???(2006年5月4日)
閉館後の交通博物館(2006年6月17日)
交通博物館の跡(2007年7月5日)
●2006年大宮総合車両センター公開(鉄道博物館収蔵車両の一部が展示された)
【速報】JRおおみや鉄道ふれあいフェア 車両編(2006年5月27日)

(おわり)
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