京急金沢文庫駅連結作業
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。以前京急川崎駅での連結作業について書きましたが、今回は都心から離れた側の金沢文庫駅での連結作業について紹介しようと思います。2列車で撮影したため、行き先・車両などが一致していません。ご了承ください。
第三場内の位置を工夫

金沢文庫駅の配線です。隣の金沢八景駅で三崎口・浦賀から来た本線と新逗子から来た逗子線が合流し、金沢文庫駅までの間は複々線になっています。このほか、広大な敷地を持つ留置線(金沢検車区)が駅の両側に広がっており、金沢文庫駅始終着の列車が多数設定されています。
連結作業はいくつかパターンがありますが今回の場合、京急久里浜方面から来た8両編成、新逗子から来た4両編成の順に入線します。3番線は場内信号機(第三場内)・誘導信号機が連結位置(久里浜寄りのホーム端から1/3の場所)に置かれており、連結列車の進入速度を上げる工夫がされています。車両側でもケーブル類を自動的に接続する「電気連結器」を装備し、連結作業を行うにもかかわらず約2分という停車時間を実現しています。
当駅で連結作業を行った列車は京急川崎駅もしくは品川駅まで12両編成で運転し、それぞれの駅で今度は切り離し作業を行います。京急川崎駅で切り離す場合は前8両が品川方面へ、後4両が羽田空港へ向かい、品川で切り離す場合は前8両が都営浅草線へ、後4両は折り返しの増結編成となります。このように長編成とすることで全線複線という少ないキャパシティの線路を有効に活用しています。

そして第三場内信号の10メートルほど手前でいったん停止します。ここから先はホームに立っている係員(図中の黄色い丸印。京急ではこの係員を「運転主任」と呼ぶ。)の手旗による指示で進みます。誘導信号機も点灯しています。
昼間はこれを10分サイクルで繰り返しています。そのため誘導を行う係員(運転主任)がホーム上に常駐しています。このほか、金沢文庫止まりの列車を車庫に引上げる作業などもあり、品川駅・京急川崎駅よりもずっと忙しい駅といえます。

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