汐留換気所~芝浦変電所(現地写真) - 総武・東京トンネル(25)


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■浜松町トンネル:2km787m50~3km947m50(L=1km160m00)
▼参考
工事誌(東海道線)96~111・594・612~614・623~635ページ

●概説
前回の記事を参照。

●現地写真

撮影日:2008年7月20日 カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:6mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/500秒 絞り:F4 感度:オート) 
左が汐留芝離宮ビルディング、右が汐留ビルディング。 ※クリックで拡大


汐留換気所の先にあった郵政省の建物も汐留地区の再開発対象とされ、現在は跡形もなく消え去っている。跡地には高層ビル3棟が建設されたが、これまでと同様浜松町トンネルのシールド上部は建物が建っておらず、地上からトンネルの位置を容易に推測できるようになっている。写真は浜松町駅前からトンネル上部を見たところで、奥の「アクティ汐留」の敷地まで建物のない空間が続いているのがお分かりいただけるだろう。

撮影日:2008年3月1日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/45秒 絞り:F3.5 感度:ISO-100)
世界貿易センタービル40階「シーサイドトップ」から見た旧芝離宮恩賜庭園 ※クリックで注釈のない拡大画像を表示

その先は旧芝離宮恩賜庭園内を通る。横須賀線のトンネルが建設された当時は無料開放されていたが、1977(昭和54)年に文化財保護法第2条による名勝に指定され、その年から入園が有料となっている。

▼関連記事
旧芝離宮恩賜庭園(2008年6月4日作成)

撮影日:2008年5月18日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/250秒 絞り:F6.7 感度:ISO-100) トリミング
園内の池と島

浜松町トンネルは庭園中央の池の直下を通過する。上の写真で中央に見える島が、1回目の噴発が起きた現場だ。事故で埋没し発見できなかった灯篭や石は新品で代替しているが、30年以上の年月が経ち表面の風化がある程度進んだためか手前に写っている古い灯篭と比べてもほとんど違いは判らない。言われてみれば確かにちょっと表面の質感が「新しい」と感じさせる程度である。

撮影日:2008年5月18日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/125秒 絞り:F6.7 感度:ISO-100)
枯滝石組

池の噴発を止めた後、2回目の噴発はこの「枯滝石組」の部分で起きた。工事誌にもここで大規模な発掘調査を行っている写真が掲載されている。発掘完了後はきれいに埋め戻されているが、土の状態が以前と違うためか、ここだけ極端に地面が固く締まっており芝が生えていない。工事誌には発掘作業の際に地面に打ち込んだ鋼矢板(シートパイル)は沈下防止のため1mの深さで埋め殺しにしたと書かれており、現在もこの地中に残っているものと思われる。

撮影日:2008年3月1日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/15秒 絞り:F3.5 感度:ISO-1600) トリミング
世界貿易センタービルから見た東京ガス本社・東芝本社・シーバンス ※クリックで注釈のない拡大画像を表示

撮影日:2008年7月20日 カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:6mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/60秒 絞り:F2.8 感度:オート)
東芝本社と東京モノレールに挟まれた空間は公園として開放されている

旧芝離宮恩賜庭園の下を抜けると、浜松町トンネルは東京ガス本社ビル、東芝本社の敷地内を通る。いずれもトンネル上部は重量の軽い低層建築物となっており、やはりここでもトンネルの存在をうかがわせている。しかも東芝本社にいたっては建物向きとトンネルの向きが一致している。
また、東京ガスと東芝の間には古川が通っており、護岸にはトンネル通過を示す銘板らしきものが設置されているのを確認できた。写真も撮ってみたが、首都高の高架下で暗く判読不可能であるためここでは載せない。

撮影日:2008年7月20日 カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:6mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/500秒 絞り:F4 感度:オート)
シーバンス脇の都道


東芝本社の敷地の先は清水建設やセイコーの本社が入る「シーバンス」脇の都道の下を通る。シーバンスの敷地には換気塔のような物体が多数建っているが、これはビルの地階のためのものであり浜松町トンネルとは無関係の構造物である。

撮影日:2008年7月20日 カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:7mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/320秒 絞り:F4 感度:オート)
芝浦変電所・換気所

シーバンスの脇を抜けると旧海岸通りとなり、第3立坑(芝浦換気所・芝浦変電所)に到達する。立坑本体はこの建物前の道路下に設置されており、ダクトで建物と接続している。トンネル内を通過する列車の前面から見ていると、この芝浦変電所に対応する位置にエアセクション(架線のき電区分)の存在を確認できる。

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