東海道新幹線@東京駅

カテゴリ:鉄道:JRの車両 | 公開日:2007年07月03日21:03
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


7月1日(日)、東海道新幹線に新しい車両「N700系」がデビューしました。品川駅では出発式も行われ、多くの人の注目を浴びたとのことです。この日私も東京駅で東海道新幹線の撮影をしました。ちなみに、東京駅の新幹線ホームに来るのは高校の修学旅行以来3年ぶり、車両を撮るのは「さよなら100系出発式」以来4年ぶりです。

N700系ではなく・・・


左奥からE1系“Max”、E2系、300系、500系。

といっても撮ったのはN700系ではなく、N700系導入で東海道新幹線から駆逐される500系と一部が引退する300系です。そもそもN700系がどの列車に使われるのかさえ調べていませんでした。これからイヤでも見ることになる車両をわざわざ初日に撮りに行く必要は無いと感じたからです(ぉぃ 
(調べてみたところ、東京駅発でN700系が使われるのは6:00発のぞみ1号・11:50発のぞみ25号・21:20発のぞみ163号のみです。これは営業運転に使えるN700系が少ないためで、車両が増備される9月からは若干増える予定です。)

ロケット?飛行機?


500系。

500系はJR西日本が開発した車両で、最高速度300km/h運転を実現しました。これは営業開始当初はフランスTGVと並び、世界最高速でした。(現在はTGVが320km/hで世界最高速。)先頭部は空力特性を極限まで高めるため戦闘機のような鋭い円錐形となり、その長さは1両(25m)の約半分を占めます。デビュー当時のTVCMでは外国人が「Rocket? No! SHINKANSEN!!」と叫ぶシーンがあったかと記憶しています。その特異な姿から登場後10年経過した現在でも熱い人気を博しているのはご承知の通りです。

しかし、実際に乗ってみると室内まで円筒形の車体断面となっていて狭く感じます。(自分もデビュー当時に300km/h東京~岡山で乗っています。)これは日常的に新幹線を利用しているビジネス客からは不評なようです。また、座席数が他の系列と異なることから乗り入れ相手となるJR東海からもあまりいい評価をされなかったという見方もあります。こうした理由や300km/h走行が可能なN700系の導入により、500系は2年後を目処に東海道区間からは引退することとなっています。



500系のディティール
左上:先頭側面の「JR500 WESTJAPAN」ロゴ
右上:台車。
左下:T字型のパンタグラフ。縦フレームの側面には風切り音を防ぐ突起があります。フクロウの翼が参考。
右下:「直ジョイント」の高圧引通し線は500系が最初の導入です。

初代のぞみ号


入線する300系。長すぎて最後部まで収まりません。(25m×16両=400m)

300系は1992年の「のぞみ」運転開始にあわせて作られた車両です。最高速度270km/hを実現するべく車体の大幅な軽量化や新幹線初のVVVFインバータ制御による高出力モーターの採用がされています。登場から15年が経過し、新型車に追われる形で現在は「ひかり」「こだま」が中心の運用となっています。すでに試作車1編成が廃車となっており、N700系の導入によって製造が古い約1/3の車両が廃車となる予定です。また、残る車両は乗り心地を向上するため台車の改造が行われています。車体が加工のしづらいアルミ製であることから、中間車の運転台取り付けによる編成短縮が行われるかは微妙といえそうです。



パンタグラフ。

外観は登場以来大きな変化はありませんが、パンタグラフの載せ替えが行われています。パンタグラフは当初ひし形のものを使用していましたが、騒音低減のため700系と同じシングルアーム+防音壁の組み合わせに変更されています。

300系、500系とも平成生まれの車両です。これらの車両がわずか十数年で引退となることで改めて新幹線の車両の世代交代の早さを思い知らされます。500系に関していえば東京駅に出入りするのもあと2年。気がついたら無くなっていたということの無きようご注意を。

このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサード リンク

カテゴリ:鉄道:JRの車両 の最新記事

埼京線E233系7000番台(2014年11月17日作成)
JR東日本・仙台地区の車両(2010年08月19日作成)
京葉線E233系5000番台(2010年08月05日作成)
横浜線開業100周年(2008年10月10日作成)
さよなら「ゆとり」踊り子号@品川駅(2008年03月09日作成)
京葉線新木場駅・その2(2007年12月08日作成)
京葉線・東京モーターショー関連臨時列車(2007年10月29日作成)
E331系甲種回送(新習志野駅)(2007年10月27日作成)
南武支線(2007年10月09日作成)
鶴見線(2007年10月04日作成)
その他の記事はこちら

Facebookのコメント

コメント

コメント機能をご利用の際は必ず注意事項のページをご覧ください。
不適切な投稿内容は修正・削除される場合があります。また、内容によっては管理人からのレスが付かない場合がございます。確実に返信が欲しい場合はEメールをご利用ください。

管理者にだけ表示を許可する(管理人からの返信が付きません)


最新記事

首都圏外郭放水路庄和排水機場(2016/10/02)
相鉄・東急直通線建設工事(2016年取材②新綱島~日吉)(2016/09/10)
相鉄・東急直通線建設工事(2016年取材①羽沢~新横浜)(2016/09/07)
相鉄・JR直通線建設工事(2016年6月取材)(2016/08/27)
茨城県・守谷市のマンホール(2016/08/26)
東京メトロ千代田支線北綾瀬駅ホーム延伸工事(2016年6月4日取材)(2016/08/21)
東武伊勢崎線竹ノ塚駅高架化工事(2016年6月4日取材)(2016/08/14)
次期「書籍化」プロジェクトへの道すじ(2016/08/12)
JR飯田橋駅ホーム移設工事(2016年6月取材)(2016/08/06)
東急東横線10両化&関連工事(2015・2016年取材)(2016/08/03)
月別アーカイブ

全記事タイトル一覧

お知らせ

【総武・東京トンネル書籍化プロジェクト】COMIC ZIN様で欠品しておりました「総武・東京トンネル(上・下)」の販売を再開しました。詳しくは→こちら(2016,04,10)
さらに前のお知らせ

おすすめ&スペシャル

「総武・東京トンネル」書籍化プロジェクト 当サイトの前身であるYahoo!ブログから運営通算10周年を記念し、2008年に連載した「建設史から読み解く首都圏の地下鉄道① 総武・東京トンネル」についてほぼ白紙から書き直し、自主制作本(同人誌)にまとめるプロジェクトです。2015年3月のコミケットスペシャル6で総武線区間について取り上げた「上巻」、12月のコミックマーケット89で横須賀線区間について取り上げた「下巻」をそれぞれリリースし、昼過ぎに完売となる大好評となりました。現在書店(COMIC ZIN)様にて絶賛発売中です。

おすすめ記事

@takuya870625 Twitter