石神井公園(2007年5月20日訪問)

カテゴリ:公園・風景 | 公開日:2007年06月05日15:46
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


 
春の花めぐりは続きます。今回は5月に訪問した東京都練馬区の石神井公園です。この数日前、NHKのニュースで石神井公園のカキツバタの花について放送していたのを見て行ってみた次第です。

武蔵野三大湧水池


西側から眺めた三宝寺池。

石神井公園は西側の三宝寺池、東側の石神井池などの大きな池を中心とした公園です。この池は三鷹市の井の頭池(井の頭恩賜公園)、杉並区の善福寺池(善福寺公園)とともに「武蔵野三大湧水池」といわれています。この3つの池は全てが海抜50メートル付近に位置しており、武蔵野台地の地下にある帯水層がこの高さで地上に現れた結果3つの池ができたというわけです。



三宝寺池のカキツバタ。日差しが強すぎてうまく写りませんでした。



石神井池のキショウブ。

三宝寺池の周囲はカキツバタやハスなどが、石神井池の周囲にはキショウブなどの水生植物がそれぞれ群生しています。また、その周囲は一面の森になっておりバードウォッチングには絶好の場所と言えます。(この日もカメラを構えた方がたくさんいらっしゃいました。)



石神井城址。

三宝寺池の南側には石神井城の堀の跡がわずかに残っています。石神井城は平安~鎌倉時代にかけて武蔵野の南部を支配していた豊嶋氏の居城と言われています。ただ、堀の跡は一見すると「ただの窪み」にしか見えない上、保護のためか柵で囲われており十分観察できないのが残念です。



左:三宝寺池の端にある水の放出口。
右:同じく三宝寺池の脇にある井戸(?)

かつては豊かな湧水があった石神井公園の池ですが、他の公園と同様周辺の都市化の進展により年々湧水量が減っており、現在は人工的に揚水した地下水を流している状態です。三宝寺池の西端にはこの水の放出口があります。また、三宝寺池脇の森の中には井の頭池と同じような井戸がありますが、こちらも水量を見る限り人工的に水を流しているものと思われます。
ただ、池のところどころで湧水によると思われるわずかな水面の波立ちや水の透明度が高い部分も見受けられましたので完全に湧水が途絶えたわけではないようです。(訪問前の数日間はやや雨多かったため、それが湧水量に影響している可能性もあります。気象庁データ:練馬区付近の雨量5月17日14ミリ、19日3ミリ。)



左:石神井池の東端にある流出口。
右:ここから先は暗渠。マンホール(3本立っている車止めの後ろ)からは下を流れる水の音が聞こえた。

池の水は石神井池の東側から流れ出します。ここから先はしばらく暗渠になった後、石神井川に合流しています。暗渠の上部は親水公園になっていますが、この日は肝心の水が流れておらず閑散としていました。(ちなみに、石神井川は「石神井」と名が付くものの、水源は小平市付近にあります。)



石神井池の周りではこの日「練馬こどもまつり」が行われていました。


このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサード リンク

Facebookのコメント

コメント

コメント機能をご利用の際は必ず注意事項のページをご覧ください。
不適切な投稿内容は修正・削除される場合があります。また、内容によっては管理人からのレスが付かない場合がございます。確実に返信が欲しい場合はEメールをご利用ください。

管理者にだけ表示を許可する(管理人からの返信が付きません)


最新記事

首都圏外郭放水路庄和排水機場(2016/10/02)
相鉄・東急直通線建設工事(2016年取材②新綱島~日吉)(2016/09/10)
相鉄・東急直通線建設工事(2016年取材①羽沢~新横浜)(2016/09/07)
相鉄・JR直通線建設工事(2016年6月取材)(2016/08/27)
茨城県・守谷市のマンホール(2016/08/26)
東京メトロ千代田支線北綾瀬駅ホーム延伸工事(2016年6月4日取材)(2016/08/21)
東武伊勢崎線竹ノ塚駅高架化工事(2016年6月4日取材)(2016/08/14)
次期「書籍化」プロジェクトへの道すじ(2016/08/12)
JR飯田橋駅ホーム移設工事(2016年6月取材)(2016/08/06)
東急東横線10両化&関連工事(2015・2016年取材)(2016/08/03)
月別アーカイブ

全記事タイトル一覧

お知らせ

【総武・東京トンネル書籍化プロジェクト】COMIC ZIN様で欠品しておりました「総武・東京トンネル(上・下)」の販売を再開しました。詳しくは→こちら(2016,04,10)
さらに前のお知らせ

おすすめ&スペシャル

「総武・東京トンネル」書籍化プロジェクト 当サイトの前身であるYahoo!ブログから運営通算10周年を記念し、2008年に連載した「建設史から読み解く首都圏の地下鉄道① 総武・東京トンネル」についてほぼ白紙から書き直し、自主制作本(同人誌)にまとめるプロジェクトです。2015年3月のコミケットスペシャル6で総武線区間について取り上げた「上巻」、12月のコミックマーケット89で横須賀線区間について取り上げた「下巻」をそれぞれリリースし、昼過ぎに完売となる大好評となりました。現在書店(COMIC ZIN)様にて絶賛発売中です。

おすすめ記事

@takuya870625 Twitter