東京メトロ10000系の車内

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


来年開業する副都心線に導入される10000系は現在有楽町線で暫定的に使用されています。この10000系は昨年9月のデビュー時に新木場の車両基地で撮影会が行われましたが、その際車内は開放されておらず写真が撮れませんでした。5月4日に西武線の撮影の後、新木場まで有楽町線に乗った際に10000系に乗車することができ車内の写真も撮影することができましたのでここで紹介いたします。

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【速報】東京メトロ10000系撮影会(2006年9月30日)
→車両外観・機器などに関してはこちら。

従来の地下鉄にないデザイン


車内。夕方の新木場行きは終点近くになるとほとんど空車になってしまいます。

10000系は日立製作所の“A-Train”工法を使用した車両で、内装材はアルミやプラスチックの一体成型品が多用されています。天井は半間接照明となり、冷房の吹き出し口もパネルの隙間をうまく活用するなど落ち着きのあるデザインです。また貫通扉は全面が強化ガラスとなり、扉本体の両側も部分的にガラス担っていることで隣の車両との一体感を演出するなど、従来の地下鉄車両とは一線を画くデザインです。

※余談ながら、この10000系はその丸く立体的な前面のデザインや車内の構造から、福岡市交通局の地下鉄七隈線で走っている3000系と似ているといわれます。




ドアの上部には液晶ディスプレイが2台設置されており、右は次駅・乗換えなどの案内を、左は動画広告が流れます。これはJR山手線E231系500番台や東急5000系などとほぼ同等品です。
扉の開閉時には「ピンポン」というチャイムが鳴りますが、これは従来の東京メトロの車両とは違いJR東日本の電車で採用されている音色になっています。



冷房の吸い込み口部分は従来のように専用のふたを設置するのではなく、天井のパネルにスリットを設ける形になっています。こういった細かいデザインにもこだわりが感じられます。



横流ファンは従来のようにレール方向(前後方向)ではなく枕木方向(左右方向)に向けて設置されています。これも天井の開放感を生かすための工夫の一つです。

ただ、この横流ファンは機能上致命的な欠陥を抱えてしまっています。それはすぐ横にある中吊り広告で風が遮られてしまうというところです。首都圏の地下鉄路線ではラッシュ時に乗車率が100%は空いているうちで、200%を超えるようなことも珍しくありません。このような条件下では扇風機や横流ファンなしで冷房の冷気を車内全体に行き渡らせることは困難であり、これが機能する否かで車内の快適性が決まるといっても過言ではありません。天井の開放感を優先した結果と思われますが、問題が起きないか少々気になるところです。


10000系はいよいよ来年6月から副都心線で使用され、ATOやホームドアなどの搭載機器を生かして本領を発揮することになります。また、将来的には東急東横線にも直通する予定で、首都圏の私鉄ネットワークはさらに広がることになります。
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