京急新1000形ステンレス車

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


4月15日、新宿駅の線路切替と中央線の運転変更を見たあとは京急蒲田駅へ行くことにしました。昨年11月に高架化工事のため仮線に切り替えられた下り線を見に行くためです。
ちなみに、この日に出かけた本来の理由は学校の授業で白衣が必要になったので買いに行くというものでした。もはや完全に“テツ”一色になってしまっています(爆)

酷評されている“アレ”が来ました
品川駅に着くとホームは異様なほどの鉄道ファンの数。何かあるのかと思いしばらく待ってみることに。

そして現れたのが・・・



はい。京急ファンの中で超話題の新1000形6次車(ステンレス車体)です。この日はなぜか本来2100形が使われる快特(列車番号末尾の記号が「A」)の運用に入っていました。



側面は「赤い電車」の伝統を受け継ぐという観点から、他社のステンレス車よりも着色されている面積が広くなっています。先頭部は従来の新1000形とあまり変わっていないように見えますが、「1000」と打ち抜かれた部分はワイパーカバーも廃止されてただのペイントになるなど幾分簡素化されています。また、先頭部側面には「KEIKYU」のロゴが入ります。
車内は非常用はしごの収納スペースを設置したため運転席直後の座席がなくなり、車端部のクロスシートもロングシートに変わっています。天井は京成3000形などと同様、JR東日本の車両と同じような構成になっています。(この後泉岳寺で折り返してきたので乗ることができました。)
メカニズム面ではあまり変わっていませんがVVVFインバータが海外製品(ドイツ・シーメンス社製)から国産品(三菱電機製)になっています。



運転台は踏切事故対策でやや位置が上がりましたが、引き続き運転席のモニターなどの情報管理システムの導入はありません。


と、ここまで話した新1000形ステンレス車ですが、京急ファンの間での評価は極めて悪く、「ダサい」「1編成で終わって欲しい」「絶望した」などと酷評するコメントが続いてしまっています。これは京急がステンレス車を導入したことから、塗装車体を採用した残る大手私鉄は関東ではほぼ皆無となり、全国的に見ても阪急、京阪などごく一部に限られてしまうことから、ファンの間に与えた衝撃が予想以上に大きいと言うことの表れと言えます。
ただ、技術者的な視点で見るとこれだけステンレス車が増えた現在、感情論で塗装車体を採用しろとは言えないのも確かです。塗装工程がある分検査にも時間がかかり、その分の補充車、さらには塗料のコストなど管理面、経営面に与える影響は少なくありません。さらに今後の少子・高齢化による収入減や管理をする人員の減少などを考慮するとステンレス車の導入も止む無しといえます。

ただ、個人的な意見ですが現在の2100形のような優等列車用の車両に関しては今後も塗装車体を導入して欲しいと考えています。これは他の鉄道でも行われていることですが、ステンレス車体はどうしても「機能重視」「安価に見える」という感覚が拭いきれないからです。

このステンレスの新1000形導入が京急の歴史の「創造的破壊」となるのか、今後を期待したいところです。
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