桜満開の井の頭公園(2007東京さくら紀行[2])

カテゴリ:公園・風景花・植物 | 公開日:2007年04月05日00:05
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。




東中野での撮影は30分ほどで切り上げ、再び中央線に乗って西へ向かいます。目指すは東京都内の桜の名所井の頭恩賜公園です。久しぶりの晴れ間と満開の桜ということで皆さん考えることは同じ。歩くのが困難なほどの混雑振りでした。

人多すぎ!


井の頭公園の最寄り駅はJR中央線の吉祥寺駅、もしくは京王井の頭線の井の頭公園駅です。井の頭公園駅の方は通常急行電車は通過しますが、花見の時期の土曜休日は臨時停車することで有名です。私は吉祥寺駅から歩いていきましたが、狭い道路であるうえ弁当や飲み物・お酒類の販売をする露店があるのもあいまって人の流れが停滞。
そして公園内は写真の通りレジャーシートが隙間無く敷き詰められている状況でした。平日は仕事帰りのサラリーマンたち(?)が夜桜宴会を繰り広げるのか、あちらこちらに「宴会は10時まで!」という看板が掲げられています。(周辺が住宅地であるため、夜中に泥酔した客が大騒ぎをするため苦情が来ている模様。)この日は日曜日ということで家族連れが多く、弁当を広げたり桜を見上げながら寝そべったりとそれぞれ思い思いの過ごし方をしていました。



井の頭公園といわれて多くの方が想像するであろう井の頭池とそこに浮かぶボート。でも、この日はボートの数が普段は考えられないほどの数で奥の方ではボート同士が衝突してしまう状況でした。



左上:混雑する貸しボートの受付付近。
右上:その近くにあった枝垂桜。
左下:井の頭池の西側にある弁財天。
右下:水面に花びらが浮く井の頭池の東側。ここから神田川が始まる。

井の頭自然文化園



井の頭公園から1本道路を隔てて「井の頭自然文化園」という施設があります。ここは動物園・遊園地・植物園・美術館(彫刻を展示)がセットになった施設です。

●入園料 大人400円 65歳以上200円 中学生150円 小学生と都内在住・在学の中学生は無料
●開園時間 9:30~17:00(入園は16:00まで)
●休園日 月曜日(祝日・都民の日の場合は翌日)・年末年始(12/29~1/1)



左上:桜の下で遊ぶアカゲザル
右上:ゾウの「はな子」
左下:ツバキ園。
右下:「童心居」詩人野口雨晴の書斎を移築したものとのこと。

井の頭公園「井」のはなし



昨年末、このブログ上で何度か東京の地下水について採り上げました。その調査の過程で井の頭池が幾度と無く登場したため今回桜の時期に合わせて訪問に至ったものです。
井の頭公園は武蔵野台地の谷間に位置し、その名が示すとおりかつては豊かな湧き水があって、神田川の水源に、そして神田上水を経て江戸の町の水道水源にもなっていました。しかし、高度経済成長期の頃から地面が舗装されたため雨水の浸透が減り、さらに周辺の地下開発(主にビルの地階)が相次いで行われた結果水脈が分断され井の頭公園の湧水はほとんど枯渇してしまいました。現在の池は地下水をポンプで汲み上げることにより維持していますが、ごみが捨てられる・過剰なまでに鯉の餌を撒くなどの影響で水質は悪化の一途を辿っています。公園の外れには写真に示した「お茶の水」と呼ばれる井戸があります。徳川家康がこの水を使って茶の湯を楽しんだといわれていますが、ここも湧水が枯渇し現在はポンプでくみ上げた地下水を湧出させているようです。
東京都や周辺自治体も手をこまねいているわけではなく、新たに建設される建物には雨水浸透枡(屋根に降った雨水をマンホールから地下にしみこませるもの)を設置するよう働きかけたり、池の水質改善のため定期的にごみの回収を行うなどの努力をしています。



井の頭公園の脇には玉川上水も流れています。このあたりは昔から水に恵まれた場所であったようです。井の頭池にも澄んだ水が帰ってくる日は果たしてやってくるでしょうか?

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