木更津市のマンホールと「証城寺の狸ばやし」

カテゴリ:道路マンホールのフタ | 公開日:2007年02月04日00:44
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


1月31日に木更津駅にD51を見に行ったついでに撮ってきました。下水道のマンホールは「証城寺(しょうじょうじ)の狸ばやし」の歌詞と歌をイメージした絵が描かれています。消火栓、上水道のバルブはオーソドックスなデザインで、木更津市の市章が入っています。


童謡「証城寺の狸ばやし」について
さて、下水道のマンホールに描かれている童謡「証城寺の狸ばやし」について少し触れておきましょう。
木更津駅の西側の住宅地の中に「證誠寺」(※注)という寺があります。ここに伝わる伝説を基にしたのが童謡「証城寺の狸ばやし」です。その伝説は要約すると以下のようになっています。

證誠寺には三味線好きの和尚(おしょう)がいた。
ある秋の晩、寝ていた和尚は庭の騒がしさに目を覚ました。その音はお囃子(はやし)のように聞こえた。そして庭を覗くとそこには大狸が腹を叩いて音頭を取り、その周りを何十匹もの狸が唄い踊っていた。はじめは驚いてその様子を眺めていた和尚であったが、いつの間にか自慢の三味線を持って狸とお囃子の競争をしていた。それから毎晩和尚は狸と唄い踊っていたが、4日目は狸が現れなかった。
翌朝、和尚が庭を回ると何と音頭をとっていた大狸が腹を破って死んでいた。和尚は哀れみ、狸塚をつくりその狸を葬った。

明治38年、木更津市生まれの詩人である松本斗吟は地元の民芸誌「君不去」にこの話を紹介しました。大正8年、当時の木更津町と君津郡の教育委員会の招きで講演会に訪れた詩人の野口雨情に、この資料を基に童謡を作ってくれるよう依頼し、中山晋平の作曲により大正13年童謡「証城寺の狸ばやし」が完成しました。


※注:曲名では「証城寺」となっているが、地名・正式名称は「證誠寺」と書く。これは現実の寺と歌の中の架空の寺と区別するとも、また「和尚と狸が踊るなどということなどありえない話だ」と寺が嫌ったからとも言われる。

この歌は最近(といっても数年前ですが)、NHKの「みんなの童謡」でも放送されていましたのでご存知の方も多いと思います。また、この放送とほぼ時を同じくしてJR木更津駅の電車発車時に流れるメロディーがこの「証城寺の狸ばやし」になりました。“ちばデスティネーションキャンペーン”のイベントで訪れた際には耳を傾けてはいかがでしょうか?
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