等々力渓谷

カテゴリ:公園・風景 | 公開日:2006年12月12日17:54
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


かなり暗い時間でしたが、自由が丘で大井町線に乗り換えて等々力渓谷に行ってみました。暗かったので周れたのは一部だけです。

都区内唯一の渓谷
等々力渓谷は東京都世田谷区の南部、多摩川に程近い場所にあります。等々力渓谷は谷沢川が武蔵野台地の南端部である国分寺崖線を深く侵食してできた谷で、都区内では唯一の自然渓谷となっています。また、新小平駅の件でも触れたとおり、武蔵野台地の地下にある「武蔵野礫層」という地層は豊かな地下水を湛えており、この層が露出している等々力渓谷内の斜面ではあちこちから水が湧いているのを見ることができます。



遊歩道の様子
左上:「ゴルフ橋」。この奥に階段があり、上がるとすぐに等々力駅に出られる。
右上:この橋を渡ると古墳(後述)がある。
左下:遊歩道の様子。
右下:足元には湧き水が流れている溝がある。


今回は東急大井町線の等々力駅から等々力渓谷に入りました。駅からの道路上に「等々力渓谷」と書かれたタイルが埋め込まれているのですぐに分ると思います。「ゴルフ橋」と呼ばれる赤いアーチ橋の脇に階段がありそこから渓谷内に下りることができます。渓谷内は木々が密集しており、夕方ともあって懐中電灯が必要なくらい?の暗さです。すぐ上を環状8号線(国道466号線)が通っていますが、木々にさえぎられてか自動車の音はほとんど聞こえてきません。今回は雨が降った翌日だったこともあり、川沿いの遊歩道は湧水により完全に湿地と化している状態でした。(特に湧水の多い場所はは水が音を立てて流れるほどでした。したがって、もし行かれる際は汚れてもよく、歩きやすくかつ滑りにくい靴を履いた方が安全です。)



不動の滝・稲荷堂周辺
左上:わずかながら紅葉も見られた。
右上:湧き水が引かれている。煮沸すれば飲用可能ということ。
左下:稲荷堂と不動の滝
右下:不動の滝のアップ。地層の区切り線がはっきりとわかる。


一番奥に行くと「稲荷堂」という祠と「不動の滝」という崖から2筋の水が流れ落ちている場所があります。水が噴き出している部分が「武蔵野礫層」とその下の不透水層である「東京層」(主に泥や砂で出来た岩盤)の境目です。この滝の音が周囲に轟いたことから「等々力」という地名が付いたといわれます。ここまで来る途中には古墳時代~奈良時代に作られたといわれる「等々力渓谷横穴古墳」が、また「不動の滝」の右にある階段を登ると「等々力不動尊」がありますが、今回は時間の都合上いずれも行くのをあきらめました。


さてこの等々力渓谷ですが、その光景が失われかねないある問題が起きています。それについては次回にいたします。


(つづく)
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