都営大江戸線、2駅ですが乗りました

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。



清澄白河駅の入口。この辺りは海抜が低いので高潮などに備えて防水扉が設置されている。


清澄白河駅から都営大江戸線に乗って月島駅まで向かいます。大江戸線、総武線からだと乗換えが不便なのでまだ1度しか利用したことがありませんでした。たった2駅ですが乗車しました。

環状形路線の地下鉄


都営大江戸線12-000形。

都営大江戸線は東京都練馬区の光が丘から都庁前の「放射部」と都庁前から六本木、両国、飯田橋を経由して都庁前に戻る「環状部」から成る「6の字型」をした全長40.7kmの路線です。1991年から少しずつ延伸開業を続け、2000年に全線開通しました。(ただし「汐留駅」は地上で行われていた再開発の進捗状況により2002年に開業がずれこんだ。)
この路線の特徴はリニアモーター式の地下鉄であることです。国内では大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線に次ぐ2番目の採用となります。リニアモーター式の地下鉄は車両にモーターを積む必要がなく、車両を小さくできトンネル断面も小さくすることができます。また、車輪の摩擦に依らない駆動のため空転・滑走がなく急勾配や急曲線が採用でき、建設コストを削減できます。このため、大江戸線以降も全国の地下鉄でこの方式が採用されています。一例として先日取り上げた横浜市営地下鉄4号線が挙げられます。

紆余曲折の路線名
環状部の全線開業に先立ち、それまで「12号線」と呼ばれていた路線名を改めることになり、公募により一旦は「東京環状線」、愛称を「ゆめもぐら」とすることが決まりました。ところが都知事の石原慎太郎氏が「環状運転しないのに環状線の名はおかしい」とクレームを付けたため、結局正式名称を「大江戸線」とすることで決着し「ゆめもぐら」の愛称もそのままお蔵入りとなってしまいました。

設備のいろいろ



新しい地下鉄だけあって案内設備は充実しています。ホーム対岸の壁面についている駅名表示は下部に列車の接近を知らせる表示が仕組まれており、接近時には点滅して注意喚起をします。また、天井には最近はどこでも見られる発車時刻のLED表示機がありますが、この路線の特徴として「発車時のお知らせ」が表示されます。

清澄白河駅は2面3線の構造になっています。これは当駅に車両基地があるためで中線がそのまま基地へとつながっています。(ただし基地自体は駅から遠く離れた木場公園の地下です。)

線路を眺めるとレールの間に金属製の箱がずっと続いています。これこそがリニアモーター機構の一部である「リアクションプレート」です。回転式のモーター(VVVF制御で使われる三相交流誘導電動機)に置き換えればこの部分は固定子に、車両側は回転子にあたります。言うならば半径r=∞(つまり平ら)のモーターというわけです。大きな力を要する加速・減速の区間ではリアクションプレートの材質が電気抵抗の小さい銅になっています。(ほかはアルミ製。)


組写真
左上:電車接近時の駅名板の表示
右上:木場車庫へ続く線路
左下:銅製のリアクションプレート(駅構内の減速区間)
右下:アルミ製のリアクションプレート(駅構内だが速度が低いのでアルミ製)

実際に電車に乗ってみるとやはり車内は狭く、トンネルが小さいため音が反響して耳障りです。平日は結構な乗車率のようですが、この時は休日の夕方ということもありガラガラの状態でした。


もんじゃ焼で有名な(爆)月島駅からは有楽町線に乗ります。

(つづく)
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