千代田線6000系・常磐線203系・415系

カテゴリ:鉄道:JRの車両常磐線 | 公開日:2006年05月24日16:32
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。

東松戸から武蔵野線に乗り、新松戸駅へ向かいます。

営団スタイルの元祖6000系





新松戸から我孫子までの常磐線各駅停車で乗ったのが東京メトロ千代田線から乗り入れてきた6000系です。6000系は地下鉄千代田線の車両として昭和44年に試作車が登場しました。当時としては先進的なサイリスタチョッパ制御を採用し、車両のデザイン的に見ても先頭部の非常扉を開くとそのまま階段になる構造など、非常に斬新なデザインが随所に取り入れられています。製造年数が長く、車両のスタイルもさまざまです。

最近では時代の流れに合わせて冷房化や車内のリニューアル、制御装置のVVVF化などが行われています。東京メトロに移行してからの更新車は大幅に内容が変更されて乗降扉の窓が大きくなり、MT比(電動車と付随者の比率)も変更されています。

写真上:6009編成。初期車のため側窓は小さい。新松戸にて。
写真下:6031編成。東京メトロ移行後の更新で乗降扉の窓が大きい。我孫子にて。

201系の地下鉄版、203系





千代田線開業当初は103系を地下鉄の性能条件対応させた103系1000番台を使用していました。しかし、抵抗制御・非冷房車であったことから特に夏期の評判は非常に悪く、地下鉄線内では乗っていられないくらい暑い、とにかく無駄に電気を食う(あまりにも消費電力が多いので国鉄は営団に追加の電力料を支払っていた)、抵抗器の発熱で床下機器を損傷するなど散々なものでした。

▼関連記事
103系1200番台

この状況を打開すべく国鉄末期の昭和57年、当時地上線用に増備の進んでいた201系の地下鉄乗り入れ車としてアルミ車体・高加減速対応とした203系が登場しました。増備途中ではコスト削減のため205系と同じボルスタレス台車に変更され、100番台として区別しました。現在まで廃車もなく活躍していますが、すでに首都圏から201系の引退が決まった中、経年やメンテナンスの手間を考えるとそう長く見られるものでもなさそうです。

写真上:203系の前面。我孫子にて。
写真下:第1編成は改番に備えたのか車号がプレートになっている。我孫子にて。

常磐線に入るもの・出て行くもの





以前の記事でお伝えしたとおり、常磐線の415系はまもなく新型車両のE531系に置き換えられ、引退します。415系のうち、写真の製造が新しいステンレス製の車両(1500番台)は友部以北の常磐線・水戸線などに残りますが、やはり首都圏で手軽に撮影するとなるとチャンスは今しかないでしょう。

一方置き換えのために投入されているE531系ですが、こちらも現在の姿は暫定的なもので今後、宇都宮・高崎線の例と同様に2階建てグリーン車の組み込みが予定されています。つくばエクスプレスという強力なライバルの出現が大きな要因でしょう。

▼参考
JR東日本「常磐線普通電車(中距離電車)におけるグリーン車サービス開始について」

新製車による415系置き換えとE531系既存編成へのグリーン車組み込みは、今後約1年で完了する見込みで上野口で415系やグリーン車なしのE531系が見られるのもあとわずかといったところです。

写真上:友部以北に活躍の場を移す415系1500番台。我孫子にて。
写真下:グリーン車なしのE531系が見られるのもわずか。我孫子にて。

この後は成田線(我孫子線)に乗り、成田へ向かいました。
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