地下鉄のいろいろ

カテゴリ:鉄道:その他 | 公開日:2006年03月27日23:32
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。



銀座線01系。

地下鉄についての雑学ネタ。

もうひとつの万世橋駅跡
神田の中央通りの下には東京メトロ銀座線が走っています。交通博物館の館内には中央線万世橋駅の跡があり、現在特別公開されていますが、そのすぐ前の地下を走る銀座線のトンネル内にも万世橋駅の跡があることはあまり知られていないことでしょう。銀座線は中央通りを通っているため交通博物館の脇にある万世橋の下も通っています。つまり、神田川の下をくぐっているわけです。銀座線の浅草~新橋間(「東京地下鉄道」の区間)の建設は昭和のはじめ。当時の最先端の技術を駆使したとはいえ、川をくぐる工事は時間がかかりました。このため川の手前に暫定的に「万世橋仮駅」が置かれていました。この駅は工事終了後は撤去されましたが、地上の通気口にその痕跡を見ることができます。秋葉原の石丸電気1号店とラオックスの前の歩道上にある4枚の鉄格子が万世橋駅の入口跡です。

▼参考
銀座線のいろいろ 銀座線の駅(新橋ー浅草)、幻の駅

地下鉄の通気口




上段:路上にある地下鉄換気口。
下段左:駅構内壁面の換気口。 右:営団時代の「Sマーク」が残るマンホール。 

マンホールに続いてこれにも注目してみます(爆)。地下鉄の走っている道路には必ずといって良いほど上の写真のような換気口の鉄格子が見られます。時々ここから電車の音が聞こえて風が吹き出してくるのを見たことがあるという方も多いでしょう。また、駅構内の壁面にひときは目立つ大きな換気口が開いていることもあります。地下鉄のトンネルは-30mを超える深部を通る場合などは別として、一定間隔(数百m)でこのように地上にダイレクトにつながっている換気口が開いています。列車がトンネルを走るとピストン効果によって自動的に換気がなされます。また、深部の地下鉄(南北線・JR総武線東京付近など)は一定間隔(数km)でトンネル縦坑と高い煙突を設けて、そこから強制的に風を送って換気をしています。馬喰町駅の東京よりのホーム端に行くと、トンネルの天井に大きな縦穴が開いており、そこからブロワ音が聞こえます。
さて、地表面にある換気口は大雨の際に排水口になってしまい、地下トンネル内が浸水する危険性があります。このため、地表面の換気口には電動の扉が付いており、運行指令からの遠隔操作で換気口を封鎖することができるようになっています。(実際に雨の日には閉まっていました。)

▼参考
NKK(現JFE)ホームページ 換気口用新型浸水防止機(リンク切れ)
このほか、地上にはトンネル内の電気設備や排水設備に関連する機器やマンホールが時々見られます。民営化間も無い東京メトロの場合は「ハートM」ではなく、営団時代の「Sマーク」がそのままになっているものも多く見られます。上の「Sマーク」のマンホールは交通博物館の真ん前の中央通りにありました。

その他いろいろ




上段左:地下鉄博物館のイベントについて。 右:各駅に設置されているAED。
下段:東京メトロ1周年記念のスタンプ。

上段左は葛西にある地下鉄博物館のイベントのお知らせです。世界でも画期的な郊外鉄道との相互乗り入れを行った日比谷線と東西線の歴史を振り返るイベントのようです。4/23までということです。
下段右は最近いろいろなところに設置が進んでいるAED(自動体外式除細動機)です。心室細動など心臓が正常な鼓動を失い、生命の危険が迫ったときに自動的に電気ショックを与え、心臓の機能を回復させる医療機器で、最近では講習を受けた一般市民も使用することができるようになりました。(愛知万博で実際に使用され、命を救ったのは有名な話。)東京メトロやJRなど利用者の多い駅でAEDの設置が進んでいます。ちなみに、このAEDのメーカーは千葉市の蘇我球技場の命名で一躍有名になった「フクダ電子」です。

▼参考
東京メトロ線内50駅にAED(自動体外式除細動器)を設置(2005/09/15)
下段は昨年から行われている東京メトロ1周年記念のスタンプラリー。開催は今月いっぱいなので、一昨日駅でこの存在をはじめて知った私は、参加できなかったことにただ後悔するだけでした・・・(TT)とりあえず通った神田と新橋のスタンプを手帳に押してきました。
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