鉄道連隊の跡を辿る―1、千葉駅~千葉経済大

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。

2004年のゴールデンウィークのある日、私は無謀にも?普通のママチャリで千葉~津田沼間の廃線跡全区間を辿りに出かけました。廃線跡はほぼすべてが道路になっており、ルートは容易に辿ることができました。所要時間は大体6時間くらいだったでしょうか。走行距離は80kmを超えました。


千葉駅・千葉公園付近


左:頭上にモノレール。右:千葉駅方向。正面にモノレールとぱるるプラザ千葉の建物。(地図)

線路跡はJR千葉駅構内の外れ、モノレールが千葉公園に向けてJR線を跨ぐトラス橋の下あたりから始まります。この付近の土地はJRの訓練センターとして使用されています。左写真手前に見える、微妙にカーブした柵が、ここに線路があったことを物語っています。廃線跡である道路はモノレールの下に入り、緩い上り勾配となって千葉公園へ進みます。



左:JRの訓練センター。奥にキヤE217(作業用トロッコ)。右:頭上は千葉公園駅。左にトンネル。(地図)

大賀ハスで有名な千葉公園の脇、モノレール千葉公園駅直下に差し掛かると、左手に公園事務所があります。千葉公園も戦時中鉄道連隊の訓練場所として使用されており、そのとき使用されていた橋脚が残り、公園事務所内にも短いトンネルがあります。このトンネル上部のポータルには鉄道連隊のマークが残されています。

住宅街の中を進み、千葉経済大へ


左:住宅街の中の線路跡。右:道路は左へ曲がる。(地図)

千葉公園から千葉競輪場を左手に見ながら先に進みます。モノレールの線路がある道路とY字状に別れて並行し、住宅街の中を進みます。モノレールの作草部駅付近で、道路は北西に進路を変え、かつて国鉄レールセンター(工場)のあった千葉経済大学方面へ進みます。



左:線路跡に建つ郵便局。右:千葉経済大学方向へ進む道路。

戦時中もこの付近は鉄道連隊の工場になっており、軽便鉄道の「本線」は進路を変えず、工場の端を真っ直ぐ穴川方向へ向かっていました。下左写真の郵便局がその「本線」の位置でしょうか。その先の線路跡は区画整理された住宅地となって一旦途絶えており、当時の痕跡は全くありません。

千葉経済大に残る機関庫


機関庫だった建物



その内部。天井には移動式のクレーン(当然ながら使用不可です)が残っている。



草に埋もれつつも残存しているレール。4本あるのは狭軌(1072mm)・軽便鉄道用(600mm)を併用していた名残?

0、その歴史」の記事の冒頭に書いた、「総合学習」の際、千葉経済大学内に残るレンガ造りの機関庫を見学する機会がありました。戦時中は鉄道連隊、戦後しばらくは国鉄のレールセンター(メンテナンスを行う工場)として使われていました。現在は学内のサークルなどが利用する部室(?)になっている模様です。建物の前には鉄道時代のレールがわずかながら残っていました。
(千葉経済大学内は2004年6月2日取材)


この先線路跡は穴川・宮野木方面へ進みます。

(修正履歴:2008年2月5日千葉経済大学内の遺構の画像を追加)

(つづく)
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