カテゴリ:公園・風景

佐原の町を歩く

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


6月7日(土)の潮来あやめまつりの続きです。午後は佐原まで戻り、佐原駅周辺の町並みを散策しました。この日は佐原で「全国山・鉾・屋台保存連合会総会」にあわせ、佐原名物である「山車の曳き回し」が行われていました。その様子もあわせて取り上げます。

1枚目
アヤメの花と小野川沿いに残る古い家屋
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・絞り(1/60/F9.5/ISO100)>

伝統が息づく町


小野川沿いの町並み
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/180/F6.7/ISO100)>

潮来と同じく佐原もかつては水運が盛んな町でした。佐原駅近くを流れる小野川周辺にはその名残で江戸時代末期~明治初めにかけての古い建築物が多数残っており、平成8年には関東で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、それらの保護が行われています。この建造物群には通常の民家のほか、現役で使用されている商店、酒造所なども含まれており、観光名所としてだけでなく通常の生活にも今なお伝統が息づいていることをうかがわせています。



伊能忠敬旧宅
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/125/F6.7/ISO100)>

佐原は江戸時代に初めて正確な日本地図を完成させた伊能忠敬(いのうただたか)が住んでいたことで有名です。忠敬が17歳から50歳までの約30年間を過ごした旧宅は現在も残されており、国の指定史跡に指定されています。



伊能忠敬記念館
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/90/F5.6/ISO100)>

その伊能忠敬旧宅と小野川を挟んで対面した場所に佐原市が運営する「伊能忠敬記念館」があります。それほど大きくはない博物館ですが、館内には忠敬が日本の測量を始めるまでの経緯、測量に使用した測定器具など貴重な資料が展示されています。

佐原の山車行事

鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(26mm)・オート(1/180/F6.7/ISO100)>

この日もう一つの見どころだったのが佐原名物「山車の曳き回し」です。
佐原の町は小野川の東側の本宿地区と西側の新宿地区に分かれ、本宿地区にある「八坂神社」では7月、新宿地区にある「諏訪神社」では10月にそれぞれ夏祭り・秋祭りが開催されており、この2つを総称して「佐原の大祭」と呼んでいます。この祭りでは町内で10~15台の山車が曳き回されており、平成16年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
ちなみに、山車は本体の高さが約4メートル、さらにその上に約4メートルの大人形が取り付けられる大型のもので、この山車の曳き回しに備え、佐原の町内の電線類は全て10メートル近い高さに張られています。道路に立ったとき、上を見上げると電線の高さが異様に高いと感じるはずです。



小野川沿いに集結した山車
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(28mm)・オート(1/125/F6.7/ISO100)・トリミング>

今回6月にこの山車の曳き回しが行われたのは冒頭で述べたとおり香取市で行われた「全国山・鉾・屋台保存連合会総会」の一環として位置づけられたためです。この日は全部で25台ある山車のうち、21台が使用され、町内を順番に周った後、最後には小野川(伊能忠敬旧宅付近)の両岸に集結するという大規模なものでした。時間的な都合で、最後までは見ることができませんでしたが、高さ5メートルを超える山車が目の前に次々と並んでいく様子は圧巻でした。



路面にくっきり残る山車を回転させた跡
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL(18mm)・オート(1/180/F6.7/ISO100)>

ちなみに、今年の八坂神社夏祭りは7月11日(金)・12日(土)・13日(日)の3日間開催されます。大迫力の山車の曳き回しを皆さんもご覧になられてはいかがですか?



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