愛宕山・NHK放送博物館(東京都港区)

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愛宕山の下を貫く愛宕トンネル

しばらく人工物の記事が続いたので、自然を感じていただきましょう(?)今回は先々週(7月20日)訪問した、東京都港区の「愛宕山」です。

愛宕山の生い立ち



愛宕山は港区北東部に位置する標高25.7mの山で、東京23区内の天然の山としては最高峰となっています。かつては「江戸城の堀を掘削した際に出た残土を盛った」という説もあったようですが、地質調査の結果関東ローム層で形成された天然の山であることが判明しています。しかし、周辺は平坦な地形で、なぜこのような山ができたのか未だに解明されていないようです。
平坦な地形の中に孤立した山という地形を生かし、1925(大正14)年にはここ愛宕山におかれた「東京放送局(JOAK:現在のNHKラジオ第1・AMラジオ放送)」により日本初のラジオ放送が送信されました。また、1930(昭和5)年には山の直下を貫く「愛宕トンネル」が建設されました。現在は一角に森ビルが開発したオフィスビル「愛宕グリーンヒルズMORIタワー(地上42階・地下2階、2001年竣工)」、賃貸マンション「愛宕グリーンヒルズフォレストタワー(地上42階・地下4階、戸数354、2001年竣工)」、が建ち、武蔵野の面影を残す豊かな自然と現代の高層ビルが同居する、東京では典型的な光景が広がっています。

愛宕神社

カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:6mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/40秒 絞り:F2.8 感度:オート)
愛宕神社

カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:6mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/20秒 絞り:F4.5 感度:オート) カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:6mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/60秒 絞り:F2.8 感度:オート)
左:境内の池 右:出世の石段(男坂) ※クリックで拡大します。

愛宕山の頂上には「愛宕神社」があります。愛宕神社の由来は同社のホームページに寄れば「1603(慶長8)年、時の将軍徳川家康の命令により防火の神として祀られたこと」とされています。また、日本各地に存在する「愛宕神社」との関係は「江戸に出てきた地方藩の武士達が江戸の愛宕の御分霊を持ち帰って地元の丘に祀った」というもので、京都の愛宕神社(京都市右京区)との関係は「どちらが本社ということはなく同格という扱い」とされているそうです。
本殿の前には麓から45度くらいの角度で一気に上る「出世の石段(男坂)」があります。上から眺めると「足がすくむ」ほど急な階段です。「愛宕神社へ行くにはこの階段を上るの?」と心配した方、どうぞご安心ください。現在は愛宕トンネルの脇に「愛宕山エレベータ」があり、1分ほどで頂上まで上ることができるようになっています。

NHK放送博物館

カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:6mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/500秒 絞り:F4 感度:オート)
NHK放送博物館

愛宕神社本殿の左にあるのが、前述のラジオ送信所跡を利用して建てられた「NHK放送博物館」です。1956(昭和31)年に開館したこのNHK放送博物館にはNHKでこれまで使用されてきた放送技術、機材などが展示されているほか、過去の番組の視聴、放送関連の文献を閲覧などができます。特に興味を持ったのは放送機材のコーナーで、大人3人分くらいの大きさはあろうかという巨大なカメラやピンポン球くらいの大きさのピンマイク(これでピンマイクと言えるか??)など、私のような機械マニアにとっては見逃せない展示物がたくさんありました。企画展も行われており、入館も無料なので近くを通ったらまた訪問してみたいと思いました。

カメラ:CanonPowerShotA700 レンズ焦点距離:20mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/80秒 絞り:F3.5 感度:オート) トリミング済み
おまけ:あまりの暑さのため木の下でのびていたネコ

▼参考
愛宕神社ホームページ
愛宕グリーンヒルズ|プロジェクト|MORI BUILDING - 森ビル株式会社
NHK放送博物館
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