カテゴリ:公共施設

国立国会図書館

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


4月までのネタがようやく終わりましたのでGWのネタに移れます。GW中は2回ほど東京の永田町にある国立国会図書館東京本館に行ってきました。

1枚目
地下鉄有楽町線永田町駅側から見た国会図書館(本館)
<CanonPowerShotA700・(6mm)・オート(1/250/F4/感度オート)>

無い本は無い!
国立国会図書館はその名の通り国会に付属した1機関として存在しています。日本国内で出版された出版物(図書・地図・映画フィルム・CDなど)は国立国会図書館法24条・25条の規定により、出版後直ちに決められた部数を国立国会図書館に納めることとなっており(納本制度)、東京にある「東京本館」と「国際子ども図書館」、京都にある「関西館」の3館で納められた出版物の保管を行っています。ここから判ることは国会図書館に無い本は他にどこを探しても無いということです。これら膨大な蔵書は国会議員の議員活動の一部としてのほか、個人でも来館・取り寄せなどの制度を通じて閲覧(来館の場合は複写も)できるようになっています。

読む本を決め手から行くべし!
今回私が行ったのは東京の永田町にある「東京本館」です。国会図書館はその役割から都道府県・市町村の図書館とは異なる点がたくさんあります。

●入館資格
入館できるのは18歳以上の人のみです。18歳未満の場合は保護者の付き添いがあっても入ることはできません。

●休館日など
開館時間や休館日などがあるのは当然ですが、一つ覚えておかなければならないのは日曜・祝日が休館であることです。遠方から訪れる際は特に注意が必要です。

●入館の仕方
入館の際は入口にある端末機で必ず(その日1回限りの利用でも)利用者登録(氏名・生年月日(※1)・住所)を登録し、館内利用者カードの発行を受けます。館内利用者カードは館内で閲覧・複写などのサービスを利用するのに必要となります。また、持ち込めるものも制限があります。具体的には「B5版より大きい不透明な袋(中身が見えない)」「音の出る機械(他の利用者の迷惑になる)」「撮影・複写のできる機械(著作権侵害(※2)の可能性がある)」「資料を破損・汚損する可能性のあるもの(傘など)」は持ち込むことができません。これ以外の荷物は入口脇にあるロッカーに預けることになります。館内で持ち歩くものは備え付けの透明なビニール袋に入れましょう。
ちなみに、頻繁に利用するという場合は館内で登録利用者カードを発行してもらうと次回から個人情報入力の部分が省けるほか、郵送による複写サービスが利用できます。

※1:年と選択肢の中にまだ利用できない1989(平成元)年以降があったのが気になった。これを選んだ場合「まだ利用できません」とでも表示されるのだろうか?
※2:書店では「デジタル万引き」として問題になっている行為。

●資料の閲覧
国会図書館では辞書類など一部の資料を除いて全て閉架書庫(利用者の見えるところに資料を置いていない)となっています。資料を見る場合は館内にあるパソコンで検索して申請し(1回3冊まで)、指定された場所で受け取ることとなります。申請してから受け取るまでは通常20~30分ほどかかります。ここが普通の図書館と大きく異なる点です。資料の検索はインターネットを通じて自宅でも行えるので、時間を有効に使いたい場合(特にページ数の多い本を読む場合)は見たい資料を決めてから行くというのが賢い方法です。
閲覧室は館内のいろいろなところにあり、ノートパソコンが利用できるようコンセントがある席もあります。混んでいる日はイスに荷物を置いたりせず、一人でも多くの人が座れるよう心がけましょう。資料は館外への貸し出しはしておらず、館内のみで閲覧することができます。持ち帰る必要がある場合は次に書く複写(コピー)サービスを利用することになります。

●資料の複写
複写に関しても資料の品質維持と著作権保護のためいろいろと制限があります。まず、コピーできるのは資料全体の半分までかつ1回100ページまでです。また、利用者自身がコピーの作業を行うことはできず、ページ数などを指定して館内にあるカウンターに注文する必要があります。ページ数によりますがここでも20~30分ほどかかります。料金は一例として白黒コピーB4版1枚(本の見開き1ページ)が25.2円でコンビニなどのコピーよりやや高めです。しかし、「1品もの」の資料のコピーができるという価値を考えれば決して高いものではないのではと感じます。

●食堂・喫茶など
長時間の利用もできるよう、館内には食堂と売店が1つずつ、喫茶が2つ設置されています。食堂に関しては公共施設ということもあり定食が500円以下という破格の安さですが、味も相応という感じです・・・。イメージとしては大学の学食に近い感じです。また、喫茶は昼間はいろいろメニューがあるようですが、利用者が多い日は夕方に行くと飲み物以外全て売り切れという有り様ですのでご注意ください。

すごく大ざっぱな説明ですが、施設の概要としてはこんな感じです。さらに詳しいことは「参考」に示した公式Webをご覧下さい。カメラが持ち込めないため館内の写真はありません。(食堂の写真くらいはケータイのカメラで撮っても文句は言われないとは思いますが・・・)また、周りにも撮りたい場所がいくつかあったのですが、場所が場所なだけに過激派とつながりのある団体がデモをしていたり、警察官が厳重な見張りをしているなど撮影するのが憚られる光景が広がっていたため断念しました。

ちなみに、肝心の何を読みに行ったかということですが・・・それはおいおいこのブログで明らかになることと思います(ぉぃ


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