カテゴリ:公園・風景 > 隅田川の昼・夜の風景
蔵前橋~吾妻橋 - 昼の隅田川テラスを歩く(4)
公開日:2008年04月02日21:47
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。さらに上流へ向かいます。夜景の記事ではライトアップされていない蔵前橋・厩橋を飛ばしてしまいましたのでここで少し解説を入れたいと思います。
1枚目
川縁の柵で休むハト
川縁の柵で休むハト
蔵前橋(くらまえばし)は他の隅田川の橋と同様、関東大震災後の復興事業の一環で造られました。浅草にある吾妻橋と4年違いの落成で、橋の形もそっくりです。「蔵前」の地名は江戸時代、当地に幕府が米の御蔵(倉庫)を置いていたことによります。それにちなみ、橋の骨組みも稲穂をイメージした黄色に塗られ、周辺の堤防も「蔵」をイメージした装飾が成されています。また、1954(昭和29)年から1984(昭和59)年まではこの橋の東に蔵前国技館(両国国技館に機能を移転したため廃止)が置かれていたため、橋の欄干には力士の姿が描かれています。
厩橋(うまやばし)は3連アーチ橋で、現在の橋は関東大震災の復興事業でかけられたものです。厩橋の名称は江戸時代に幕府が当地に米を運ぶときに荷を引く馬を飼うための厩舎が置かれていたことちなんでおり、厩橋の橋上にある街灯には馬が描かれたレリーフが随所に見られます。橋ができるまで、この場所には御厩の渡しという渡し舟がありましたが、転覆事故が多発し「三途の渡し」などと揶揄されていたようです。
▼参考
厩橋 - 東京探訪(Yahoo!ジオシティーズサービス終了に伴い閉鎖)
蔵前橋付近では「隅田川テラスギャラリー」として東側(高速道路側)の堤防に絵が飾られています。また、花壇なども置かれており直立堤防(通称「カミソリ堤防」)で囲まれ無機質になりがちな川にうるおいを与えています。
浅草エリアに到達しました。この付近は船が係留されることが多いため西側の岸はテラスがありません。一方、東側の岸は部分的に川の水が入ってくるようしてあり、「ビオトープ」のような雰囲気があります。
さて、目標の場所に近づいてきました。
次回からは吾妻橋のさらに先にある春の風景をご紹介します。
次回からは吾妻橋のさらに先にある春の風景をご紹介します。
(撮影日:2008年2月21日・3月29日)
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