浅草寺 - 隅田川夜景《8・終》
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。
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最下流の勝鬨橋から始めた隅田川の夜景めぐりですが、いよいよ今回で最終回です。今度は吾妻橋から西に進んで、浅草寺(せんそうじ)へ向かいました。 浅草寺は夜も建物がライトアップされており、全国的にも珍しい(?)夜景の撮影が可能な寺院となっています。特に寺の入り口になる雷門はNHKのニュースなどでも常時放送されており、知らない方はいないといっても過言ではないでしょう。
浅草寺の起源は浅草寺に伝わる「浅草寺縁起」によれば飛鳥時代までさかのぼります。推古天皇36(628)年3月18日の早朝、浅草の漁師檜前浜成(ひのくまはまなり)・竹成(たけなり)兄弟が江戸浦(現在の隅田川・駒形橋付近。この頃はまだ海が今より内陸まで広がっていた。)で漁を行っていたところ、一体の仏像が網にかかります。その鑑定を行った浅草の豪族土師仲知(はじのなかとも)は出家し、自らの屋敷を寺に変えてその仏像をまつりました。これが浅草寺の起源です。空襲で甚大な被害を受けたものの、国内の実業家の寄進などにより忠実に再現され、都内最古の寺として世界的にも有名な観光名所となり現在に至ります。

仲見世。明るいためシャッター速度はこれが最長。どうしても人の影が入ってしまう。
<PENTAX K10D・smcPENTAX-DA18-55mmAL(18mm)・マニュアル(3/F22/ISO100)>
雷門をくぐると長さ250mにわたる商店街「仲見世」が続きます。日本一古い商店街といわれ、伝統工芸品、和装小物などの店が並び、昼間は歩くのさえ大変なほどの混雑になります。しかし、大半の店は19時前後で閉店するため、それ以降は昼間の風景からは想像できないほど人が少なくなります。
仲見世を過ぎると浅草寺の境内へ入っていきます。まずくぐるのが宝蔵門。創建当初は「任王門」といいましたが、昭和20(1945)年の東京大空襲で焼失後に再建されてからは宝蔵門と呼ばれています。名称が示すとおり上部は文化財の収蔵庫になっています。
昨年行われた改修工事では屋根の瓦が株式会社カナメ製のチタン合金製のものに交換されました。宝蔵門で使われる瓦は約4万枚で、土瓦では38トンのところ、チタン製瓦では5トンまで軽量化でき、建物にかかる負荷を減らし耐震性を向上させることが可能となりました。さらに耐久性も土瓦に勝るもので、長期にわたり美しさを保つことができます。1300年を超える伝統と平成の最新技術の融合といったところでしょうか。
昨年行われた改修工事では屋根の瓦が株式会社カナメ製のチタン合金製のものに交換されました。宝蔵門で使われる瓦は約4万枚で、土瓦では38トンのところ、チタン製瓦では5トンまで軽量化でき、建物にかかる負荷を減らし耐震性を向上させることが可能となりました。さらに耐久性も土瓦に勝るもので、長期にわたり美しさを保つことができます。1300年を超える伝統と平成の最新技術の融合といったところでしょうか。
浅草寺のメインである本堂と五重塔です。どちらも空襲により焼失しその後再建されたもので、木造ではなく鉄筋コンクリート製となっています。(これは雷門・宝蔵門など浅草寺の他の建物にもいえることです。)本堂の右側に行くと、「起源」の項で出てきた檜前浜成・竹成兄弟と土師仲知の3人を祀った浅草神社があります。ライトアップされていないことと、時間的に厳しかったため今回そちらへは訪問せずに終わりました。
実は夜景と並行して、昼の風景も少しずつ撮影をしています。次回からはこちらを順次掲載していく予定です。
(撮影日:2008年3月16日)

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