京急蒲田駅高架化2008年

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


4年後の完成を目指して工事が行われている京急蒲田駅の高架化ですが、昨年12月に再び変化があったということで見てきました。

改札口が地下に


ホーム上にも橋脚が並ぶ新上りホーム。1000形が走るのは下り線。

高架化に伴い、京急蒲田駅構内でも橋脚の設置が行われており、これに合わせて何度か線路の移動が行われています。2006年の線路切替えでは、下り線が東(海)側に移設され、空港線と同じホームを共有する形になりました。その後、橋脚の設置と並行して旧下り線ホームを解体し、開いた場所に上り線を移設する工事が進められ、2007年12月2日から移設された新ホームの使用を開始しました。



上段:京急蒲田駅品川方の踏切から品川方(左)と駅構内(右)を見る。
下段:京急川崎方の踏切から駅構内(左)と京急川崎方(右)を見る。


移設後の上り線は下り線に沿っています。このため駅の前後に急カーブができ、下り線と同じく50~70キロの速度制限が発生しています。ホーム部分は上下線間に橋脚が建っているため、やや間を空けて線路が配置されています。



上段:第1京浜側の閉鎖された橋上駅舎(左)とその先にできた地下の駅舎の入口(右)
下段:地下の東口改札口(左)、旧上りホームに残っている西口改札(右)。


京急蒲田駅はこれまで橋上駅舎でしたが、高架橋建設の支障になるため、品川方に地下道を建設しそこに第一京浜へ出る東口の駅舎を置いています。JR蒲田駅側へ出る西口駅舎は使われなくなった上り線の旧ホーム一部を使用しており、独立した駅舎ができる2008年3月頃まではこの状態が続く予定です。



2007年12月の線路切替前後の比較図。

その他


西口改札脇の“修悦文字MAP”

日暮里駅の工事で有名な「修悦文字」ですが、ここ京急蒲田駅にも出現しました。描かれている場所は西口改札の脇です。この取材をしたのは2008年1月2日ですが、現在はその時に比べてさらにグレードアップしているようです。


話は変わりますが、京急蒲田駅前を通るの第1京浜は毎年正月に行われている箱根駅伝の走路にもなっています。今年の箱根駅伝は3校が途中棄権するという波乱の結果となりました。そのうちの1つ、東海大の棄権の主たる原因はここ京急蒲田駅の踏切で選手が足を挫いてしまったためということです。箱根駅伝に際しては走路と交差する電車の運行ダイヤの調整などが行われていますが、今回の「事故」を聞き、競技の円滑な進行、選手の安全確保という観点からも早晩の線路高架化が必要だいうことを強く感じました。



▼関連記事
京急蒲田駅付近連続立体交差化事業(2006年11月3日)
京急蒲田駅高架化の状況(2007年4月21日)

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