房総211系ダブルパンタ車登場

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


 
昨年10月に房総各線に導入された211系ですが、今月に入ってパンタグラフを増設した車両が登場しました。

201系から流用?


増設パンタのアップ。

増設されたパンタグラフはシングルアーム方式で、銚子・安房鴨川方の先頭車クモハ211の運転台側に設置されました。制御回路の関係からか、2つあるパンタグラフは両方とも常に上昇させた状態で使用されています。この増設されたパンタグラフは新品にしてはずいぶんと汚れており、一部では廃車・解体された中央線201系から流用したという噂もあります。
また、パンタグラフの増設に伴い、407編成→504編成、408編成→505編成(写真の編成)というように編成番号が変更されています。空番があることから、今後は他の編成にも同様の改造が進められるものと思われます。(これに関連して、最近211系の運用の一部が113系6両編成で代走になることがあります。)

増設の理由は不明ですが、考えられるものとして

1:架線の凍結による破損を防ぐ
→霜取り用として。他の路線でも見られる。

2:集電の安定化
→増設パンタはジャンパー線で既存のパンタと接続されている。よって集電も行う。

3:純然たる予備
→ただし、2基とも上昇させていては無意味。後で個別に上昇・下降が制御できるように改造するか?

というのがあげられます。

211系のみならず、JR千葉支社では車両故障などちょっとしたトラブルに関しても、某労組が強硬な注文をつけてくるため、余計な闘争の材料を作らないためという意味で用心してこのような重装備としているのかもしれません。利用者としてはこれで車両故障などの輸送障害が減るのであればうれしい限りですが・・・

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