【速報】関東鉄道水海道車両基地公開(動画あり)

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


 
午前中つくばエクスプレスまつりに行った後、直通バスで午後は関東鉄道常総線水海道車両基地出行われている「『第14回鉄道の日記念』水海道車両基地公開イベント」に向かいました。関東鉄道はつくばエクスプレスに出資していることから関係が深く、このようなイベントの同時開催が実現したものと思われます。

常総線の拠点


左からキハ3518、保守用車両(機関車・ホッパー車)、キハ101。

水海道駅は関東鉄道常総線(取手~下館)のほぼ中央に位置する駅で、ここを境に運転系統が分離されており、双方の区間を通しで乗る場合は水海道駅で乗換えが必要となります。水海道車両基地は水海道駅から1.5kmほど取手寄りに行ったところにあり、常総線の車両の留置・保守管理が行われ拠点として機能しています。かつては本線を走る列車の乗務員交代が行われていたそうですが、現在はスピードアップのため全列車が通過していきます。
なお、関東鉄道は首都圏私鉄では珍しく全線非電化となっています。これは筑波山付近に柿岡地磁気観測所があり直流電化ができないためです。(交流電化をするほど乗客数が無いため非電化にされています。)



吊り上げた状態で停止た車体の床下を眺める。このような角度で見る機会は滅多に無い。

午前中に見たつくばエクスプレスの基地とは違い、ここでは車両の保守作業の実演も行われました。全車両ディーゼルカー、多系列かつキハ30系列などの古い車両が多数存在することから保守作業もやや複雑になっているようです。標準化・省メンテナンス化が徹底されたつくばエクスプレスの車両を見た後なだけに、余計にその感覚が強められます。

今回は動画で撮ってみました。以下2点を紹介します。


天井クレーンによるキハ315の車体吊り上げ実演(5m56s)
逆光でやや見づらいです・・・
上の3枚目の写真はこの作業の後、もう一度車体を持ち上げた状態です。


DMF-13HZディーゼルエンジンの動作実演(3m53s)
ラジエーターの冷却水は水道から直接ホースで引いています。1m40sあたりからは回転数を上げています。作業員が持っている計器は回転数計で、指針が振り切っています。この後、質疑応答などの時間も設けられました。エンジンの保守ではピストンリングなどを全て交換する必要があり、大きい部品はクレーンで持ち上げて移動させる必要があることから非常に時間がかかることなどについて説明がありました。エンジン復元後の試験運転は6~8時間かかるそうです。
ちなみに、このDMF-13HZエンジンの出力は242.7kW(230PS)です。



その他いろいろ。
左上:DD502機関車
右上:10月に増備されたキハ2405
左下:工場棟内の加工機械(左からホーニングマシン、シリンダボーリングマシン×2)
右下:工場棟床面のターンテーブル。



左上:鉄道模型運転
右上:ヘッドマーク展示
左下:鹿島鉄道車両部品の販売。車両のメーターです。
右下:信号機が・・・

このほか、鉄道模型の運転、3月に廃線となった鹿島鉄道の廃車体部品の販売なども行われました。信号機なども売っていてちょっとびっくりです。

午前中の「つくばエクスプレスまつり」、午後の「水海道車両基地公開イベント」双方とも会場へのアクセスもよく、大変わかりやすい、興味深い展示・イベントがたくさんありました。このようなイベントを開くにあたりご尽力された鉄道会社の皆様には深く感謝したいと思います。



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