つくばエクスプレス・・・発展は続く

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


“ヨドバシakiba”で少し買い物をした後、なお1時間ほど余裕があったのでつくばエクスプレス~東武野田線という、かなり大回りなルートで千葉へ戻りました。つくばエクスプレスは昨年春以来2回目の訪問となります。

2形式





上:直流区間用のTX1000系 下:直流・交流区間両用のTX2000系

途中、地上北千住のホームでつくばエクスプレスの電車を撮影しました。
つくばエクスプレスは筑波山近傍にある地磁気観測所の観測への影響を減らすため、守谷以北が交流電化されています。一方、車両はコストアップを防ぐため直流区間専用のTX1000系と直流・交流区間両用のTX2000系が用意されています。両形式の違いはナンバープレートの色(TX1000系は青、TX2000系は赤)、パンタグラフ周り(TX2000系は特高圧機器を搭載)、車内の座席配置(TX2000系は一部がセミクロスシート)といった具合になっています。先頭の形状はどちらも全く同じで素人目には区別がつきにくいデザインです。

進む沿線開発、そして車両増備へ。


流山おおたかの森駅と直結する「流山おおたかの森SC」。

つくばエクスプレスは千葉県~茨城県にかけて、これまで鉄道が通っていなかった地域に開通しました。また、最高速度130km/h運転により秋葉原~つくば間53.8kmを最速45分で走破する通勤路線としてはトップクラスの速達性を誇っています。まもなく開業から2年が経過する現在も沿線全域にわたって巨大マンションなどの住宅建設が、さらに流山おおたかの森駅前には「流山おおたかの森SC」、柏の葉キャンパス駅前には「ららぽーと柏の葉」とそれぞれ大規模なショッピングモールができるなど開発はとどまることなく進んでいます。こうした状況から、昨年度の1日平均の利用客数は15.5万人の予想を大幅に超える19.5万人(前年比30%増、今年3月は最高の21.6万人)と順調に増加しています。
つくばエクスプレスでは利用客増に対応するため、今年度TX2000系電車を4編成新たに増備することを発表しました。これにより現在1時間に16本となっている運行本数を20本まで増加させることが可能になります。また、つくばエクスプレスは現在全列車が6両編成で運行されていますが、車両・設備とも8両編成までの使用を前提にした設計がなされており(地下駅でもホーム延伸スペースあり)、将来さらに利用客が増加した場合は増発だけでなく、増車でも対応することとなっています。


各地の第三セクター鉄道が苦しい経営を見せる中、つくばエクスプレスは異例とも言える好調な実績をあげています。東京と茨城を結ぶ大動脈としてすっかり定着しているようです。


最後につくばエクスプレス快速つくば行き電車の北千住→南流山の前面展望映像をどうぞ。

つくばエクスプレス快速前面展望(北千住→南流山)六町(2駅目)は地下駅ですがホームドアがあるお陰で最高速度(125km/h)で通過しています。八潮通過直後(5:45あたり)では窓ガラスに鳥が衝突しています。

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