西船橋駅の中間改札

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


先日工事中の様子をお伝えした西船橋駅のJR~東京メトロ東西線・東葉高速鉄道間の中間改札ですが、去る3月18日ダイヤ改正から使用が開始されました。工事中の様子・使用開始後の様子をお伝えします。


Suica・PASMO相互利用への対応


改札設置工事中の東京方にある乗り換え通路。床にビニールのシートが敷かれていた。(2007年2月23日)

首都圏のほかの駅では異なる会社間の乗り継ぎで中間改札が無いケースは稀でした。
これまで西船橋駅で中間改札が設置されてこなかったのは東京メトロ東西線がJR総武線と直通していることや、駅施設が狭小であり改札を設置すると動線を妨げてしまうというのが理由のようです。しかし、去る3月18日ダイヤ改正からJR東日本のICカード乗車券“Suica”と私鉄で一斉利用が始まった“PASMO”(品薄のため夏までは定期券のみの発売)の相互利用開始に際し、運賃計算に不都合が生じること、さらにSuica・PASMOの相互利用開始で混雑解消に一定の見通しが立ったことから今回中間改札の設置となりました。(冒頭の「関連記事」も参照)



駅の中心にある中間改札。

とは言うものの、定期利用でない場合は依然として磁気券を利用する客も多く、ただでさえ混雑していたものがさらに酷くなったという声も聞かれます。西船橋駅に乗り入れるJR総武線、武蔵野線、京葉線の各駅ではダイヤ改正から2ヶ月経過した現在でも西船橋駅までの乗車券では東京メトロへの乗り継ぎの際に精算が必要であり、混雑防止のため事前に連絡切符を買うかSuicaを利用するよう呼びかけを行っていますが、抜本的な改善には至っていません。また、遅延や運休が生じた場合は特に深刻で、先日JR京葉線・東京メトロ東西線の2線が朝ラッシュ時間帯に強風により運行を停止した際は駅構内に利用客が溢れかえって危険なため入場制限を行い、入場待ちの行列が駅前ロータリーにまで伸びる有様だったそうです。



東京方の乗り換え通路はラッシュ時のみオープン。左がJR側(シャッター)、右がメトロ側(チェーン)。

なお、駅中央・東京方の乗り換え専用通路の中間改札は双方とも精算などのために駅員が配置されています。ただし、人員確保の問題から東京方の乗り換え専用通路は朝は6:00~10:00、夕方は16:00~23:00までに制限されており、時間外はシャッターやチェーンで仕切られています。

このほか、乗り換え客で無い場合東京メトロ側からJR東日本の駅施設にあるショッピングモール“Dila西船橋”へ行くことができなくなった点も利用者の不満の一つになっているようです。


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