東京総合車両センター夏休みフェア2008/その1

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/60秒 絞り:F5.6 感度:ISO-100) トリミング

昨日8月23日(土)、東京都品川区のJR東日本東京総合車両センターの公開イベントが行われましたので行ってきました。私がこの公開イベントに行くのは中学2年生のとき以来、8年ぶりです。
※画像が多いこととここ数日サーバーが不調であるため、負荷軽減を目的として一部をサムネイル表示にしています。クリックすると別ウィンドウで高画質の画像を表示しますのでどうぞご覧下さい。

東京総合車両センターの概要

MSPaint・JTrimで加工
東京総合車両センターの位置 ※クリックで拡大
(C)国土交通省 国土情報ウェブマッピングシステムカラー空中写真データ(昭和59年)に筆者が加筆

イベントについてレポートする前に東京総合車両センターについて簡単に解説しておきましょう。
東京総合車両センター(略称:TK)」はJR京浜東北線大井町駅の西側に広がる山手線の車両基地と車両の修繕・検査工場を合わせた総称です。2004(平成16)年まではそれぞれ、「山手電車区(1967(昭和42)年、現在地に開設。略称:東ヤテ)」「大井工場(1915(大正4)年、現在地に開設。略称:OY)」と独立した施設として扱われていました。ここでは山手線の車両の留置だけでなく、首都圏を走る電車の法定検査(自動車の車検に相当する)を行っており、日々の安全運行を根底から支えています。
このうち工場部門では毎年8月末に公開イベントが行われており、首都圏各地から大勢の家族連れや鉄道ファンが訪れます。

展示車両

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/60秒 絞り:F4.5 感度:ISO-100) トリミング
左から485系「せせらぎ」、EF65 501、E233系東海道線、201系京葉線 ※クリックで拡大

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:43mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/60秒 絞り:F4.5 感度:ISO-200) トリミング 撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/60秒 絞り:F4.5 感度:ISO-100) トリミング
左:EF58 61、クモハ12、右:工場内の入換車両 ※クリックで拡大

このイベントでは毎年違う展示車両が用意されており、鉄道ファンの注目の的となっています。例年は「国鉄型通勤電車」「JR東日本の通勤電車」といったある決まったテーマに基づいた構成となっているのですが、今年は485系お座敷列車「せせらぎ」、EF65形電気機関車501号機、E233系3000番台(東海道線)、201系京葉線、EF58形電気機関車61号機、クモハ12系という何をテーマにしたのかちょっとよくわからない色とりどりの車種構成となっていました。201系は外房線直通に使用されている分割編成で、展示には6両編成側を使い、試乗に4両編成側を使うという方法がとられていました。ちなみに、試乗のほうは乗車待ちの列を見ることもなくパスを決めています。だって、私の家は京葉線沿い。家から自転車を10分飛ばせばいつでも乗れますから(爆)。

建屋の見学・作業実演

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/30秒 絞り:F3.5 感度:ISO-200) トリミング
入出場線に並ぶE231系

工場建屋内では部品の分解・組み立てなどといった工場で行われている作業の実演が行われています。機械好きの私にとってはこっちのほうが毎回興味をそそられます。前回の訪問から8年の歳月が経過しており、かなり事情が異なっているように感じました。具体的には設備の自動化がずいぶん進んでおり、ベルトコンベヤーなどで部品の出し入れが自動化されている場所が多くなっていました。

車体上げ下ろし実演@東京総合車両センター - YouTube

工場に入ってきた車両は1両ずつにばらされ、車体と台車が分離されます。車体は工場建屋のクレーンで吊り上げられ、「ノントラ」というトレーラーに載せられて車体修繕場に運ばれます。20トンを越えるような電車が空中を行き来する光景は圧巻です。

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/6秒 絞り:F3.5 感度:ISO-400)
車体修繕場。このE217系は機器更新中?

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:55mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/10秒 絞り:F5.6 感度:ISO-400) トリミング
209系はウラ→ケヨの転用改造中。

車体修繕場に運ばれた車両は部品が取り外され、それぞれ専門の部署に送られて点検・修繕が行われます。また、車体の塗装が傷んでいる場合はその修繕も行われます。注目はなんといっても209系500番台の京浜東北線→京葉線の転用改造でしょう。現在改造中なのは京浜東北線浦和電車区に所属していたウラ84編成で、工場内の掲示板によれば今月末の完成が予定されています。京葉線を209系が走る日も近いものと思われます。

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:24mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/20秒 絞り:F4 感度:ISO-400) トリミング 撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/15秒 絞り:F3.5 感度:ISO-400)
左:ドアの開閉機構、右:MH3119-C1600S形空気圧縮機(コンプレッサ) ※クリックで拡大

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/60秒 絞り:F4.5 感度:ISO-100)
高所作業車。愛称は「のび太くん」だそうです・・・・・

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:18mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/125秒 絞り:F5.6 感度:ISO-100) トリミング
工場建屋外の販売ブース

撮影日:2008年8月23日 カメラ:PENTAX K10D レンズ:smcPENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL 焦点距離:40mm 露出モード:オート(シャッター速度:1/8秒 絞り:F4.5 感度:ISO-400)
ミニ電車

車体修繕場ではこのほか、車両部品の解説やモックアップの展示・動作なども行われていました。また、工場建屋外では高所作業車の乗車体験、子ども向けのミニ電車、工作教室、さらにはテントが多数設営され各種グッズ販売なども行われていました。

写真が多いため2記事目に続きます。

※2009年2月16日、動画をYouTubeに差し替え
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テーマ:鉄道 ジャンル:趣味・実用
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