鹿島臨海鉄道大洗鹿島線

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


水戸駅からは常磐線ではなく鹿島臨海鉄道大洗鹿島線→鹿島線→成田線というルートで千葉まで帰りました。ちなみに接続は良かった方ですが、常磐線経由で帰るよりも1時間余計にかかっています。もはや鉄ヲタにしか理解できない旅ですね・・・・・・(爆)

貨物線として計画


夕日に浮かぶ筑波山(新鉾田付近)

鹿島臨海鉄道は水戸~鹿島サッカースタジアム間の大洗鹿島線と鹿島サッカースタジアム~奥野谷浜(貨物駅)の鹿島臨港線(貨物専用)の2つの路線を持っています。元は鹿島臨海工業地帯への貨物輸送のため鹿島臨港線を運営する会社として国鉄・茨城県・工業地帯の進出企業などの共同出資で設立されたものですが、国鉄が経営危機になる中で鉄建公団により建設中だった鹿島線の水戸~北鹿島(現鹿島サッカースタジアム)間も大洗鹿島線として引き継ぐことになったものです。鹿島臨港線では成田空港の建設反対運動に関連して、千葉港~成田空港間のパイプラインが完成するまで鹿島港~成田空港間でジェット燃料の輸送が行われたこともあります。



鹿島神宮駅に停車中の6000形

大洗鹿島線は建設が1980年代と新しいこともあり高架橋・掘割を多用し、踏切は1ヵ所も無いなど高規格の路線になっています。イメージとしては「単線の京葉線」といったらよいでしょうか。最高速度も高く、水戸~鹿島神宮間(56.2km)を1時間20分ほどで走破しています。電化も前提とした設備ではあるようですが、直流・交流両方に対応する必要があることから非電化のままとなっています。(同様のケースとして関東鉄道がある。)途中の長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅は一時期日本一長い駅名として有名になりました。鹿島サッカースタジアム駅はカシマサッカースタジアムでのサッカー開催時のみ営業する駅で、通常は全列車が鹿島線の鹿島神宮まで乗り入れます。このため、便宜上水戸~鹿島神宮を大洗鹿島線として表してもよいといえるでしょう。



6000形の車内です。関東では珍しい転換クロスシートです。


おまけ(211系に関して苦言)

鹿島線は鹿島神宮~佐原間の区間運転がほとんどであるため佐原で成田線に乗換えとなります。ここできたのはまさかの211系(ロングシート)!!!運転席直後の2人掛けの座席を確保したものの、千葉まで1時間半乗るのは正直かなり厳しかったです。輸送量に段差のある線区では難しい問題ですが、ぜひともロングシートの車両は千葉近辺の混雑する区間のみの運用にできないものかと思います。ボロい113系がとう汰されるのは良いことですが、このままでは東北地方の701系と同様単なる「ありがた迷惑」になりかねませんので・・・・・・



<2007年3月12日(月)撮影分終了>

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