横須賀線武蔵小杉駅新設と再開発
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。南武線に乗って次に向かったのが今にわかに注目を浴びている武蔵小杉駅です。武蔵小杉駅はJR南武線と東急東横線・目黒線が交差する駅で、駅の周辺には中原区役所、住宅地、さらに東側を通るJR東海道新幹線・横須賀線を挟んだ反対側にはNECの大規模な工場があります。最近まで工場が広がっていた駅の南側は現在再開発事業が進んでおり商業施設や巨大なマンションが次々と建ち始めています。ここまで大規模に再開発が進むには当然のことながらそれなりの理由があります。
前述の通り武蔵小杉駅の東側にはJR横須賀線が通っています。東京方面から横須賀線に乗ると多摩川を渡った直後に東急東横線の武蔵小杉駅(高架)がよく見えます。(特に夜間は電灯があるのでなおさら目立ちます。この場所は横須賀線の西大井駅から6km、新川崎駅から3kmの距離がありますが、路線自体がもともと貨物線として作られた経緯もあって武蔵小杉に駅は設置されていませんでした。

(写真:建設中のマンションの柵に描かれていたPR。)しかし、ご承知の通り最近この路線は湘南新宿ラインの一部に組み込まれ、神奈川県~東京都を結ぶ大動脈へと変身しました。ここでJRは川崎市の働きかけもあって、横須賀線側にも武蔵小杉駅を設置することを決めました。計画では横須賀線にホームを新設し、南武線のホームの川崎寄りと全長約300mの連絡通路で接続し、南武線・横須賀線・東急線相互で乗換えを可能にするというもので2009年度の完成を予定しています。(これに関連してか横須賀線の東側にあるNECの工場敷地内では、新たに建設する駅施設に被ると思しき建物の撤去工事が進んでいます。)横須賀線武蔵小杉駅の新設により、川崎市内から東京方面へのアクセスは現在のように川崎駅まで出る必要が無くなりアクセスが飛躍的に向上することになります。
数年前に東急の武蔵小杉駅には目黒線が乗り入れはじめ、3年後にはJR横須賀線の武蔵小杉駅が出来る・・・
こういう理由もあって武蔵小杉駅前には数千戸規模の高層マンションが次々と建設されているわけです。再開発地内には廃墟になって解体されるのを待っている建物もまだ残っておりしばらく変化は続きそうです。

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