カテゴリ:鉄道:民鉄・公営の車両 > 京急電鉄
京急三崎口駅
公開日:2008年09月27日23:04

城ヶ島から京急三崎口駅へ戻ってきました。ここで、下車駅からの路線バスの時間との調整のため1時間ほど駅に出入する電車を撮影しながら過ごしました。
■延伸計画は放棄?

トンネルの先で途切れた線路
電車の写真の前に三崎口駅から先の延伸計画について少し触れておこうと思います。
品川から来た京急本線は三浦半島へ入ると金沢八景から新逗子へ延びる逗子線、堀ノ内から三崎口へ延びる久里浜線、そして堀ノ内から浦賀へ延びる本線の3本に分岐しています。このうち、三崎口へ向かう久里浜線はほとんどの列車が快特(しかもそのうちおよそ半分は都営浅草線直通)となっており、最長で京成成田(京成電鉄)、印旛日本医大(北総・千葉ニュータウン鉄道)など千葉県北東部まで行く列車も発着しています。このように久里浜線が「メイン」となっている理由は京浜急行電鉄が三崎口駅周辺でレジャー施設の開発(京急油壺マリンパーク、城ヶ島京急ホテルなど)を行っているためです。
また、京急では三崎口駅から油壺への路線延伸も目論んでおり、過去には実際に路線免許を取得し、さらに三崎口駅の終端側は道路をトンネルでくぐった先に車止めを置いています。しかし、周辺は古くから続く農地が広っており開業後の需要が見込めない上、用地取得に関する問題も多いため、京急では2005(平成17)年に一旦免許を取り下げています。当時、京急から発表されたプレスリリースによると「土地区画整理事業等の進捗に合わせ,延伸区間,事業性等の計画を進め,再度,国土交通省に事業許可申請を行なうことにした」とされていますが、今後の人口減少社会の中で実際に建設が行われるかはやや微妙な情勢といえそうです。
▼参考
京浜急行電鉄|報道発表資料 - 当社久里浜線延伸区間[三崎口~油壺(仮称)間]の免許一旦取下げについて
■三崎口駅に出入する車両




上から2100形、新1000形、600形、1500形。
※クリックで拡大
今回見ることができたのは上の4形式です。かつては都営浅草線を通じて他者局の車両が多数乗り入れていた時期もありましたが、羽田空港への直通に集中するようになったことから現在は朝夕の一部列車を除いてすべて京急の車両での運行となっています。日中は品川または泉岳寺どまりと都営浅草線直通が10分間隔で交互に運行される形となっています。
京急2100形座席方向転換 - YouTube
2ドアクロスシートの2100形は到着後一旦ドアを閉め、座席の向きの転換が終わってからの乗車となります。座席の転換は自動化されており、横須賀線のグリーン車のように作業員が1台ずつ回転させるといった作業は不要となっています。(なお、この座席は関西地方で主流となっている転換クロスシートと違い手動では向きを変えられません。)
※2009年2月16日、動画をYouTubeに差し替え
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