京急・・・大森海岸駅、1時間でこんなに撮れました

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


古豪1000系と向こう側から近づく京成3700系


西馬込の都営フェスタ'06in浅草線に行った後、そのまま帰るのも勿体無いので京浜急行の撮影をしに行きました。選んだ場所は「なんとなく」で大森海岸です。隣の平和島が追い越し駅なので前がつかえて速度が低い列車もあり撮りやすいといえばそうかもしれません。(Maxの120km/hで通過する列車も多いですが。)

運転士さん大変だろうなぁ・・・
とにかくいろんな車種が通り過ぎていきます。そのまま眺めているだけでも絶対に飽きることは無いでしょう。なお、基本的に通過列車は100km/h超のスピードが出ています。通過列車には十分ご注意ください。

京急の車両


左上:800系(4ドア車・普通列車専用)
右上:1500系(全種別で使用)
左下:2100系(快特・「Wing」などで使用)
右下:新1000系(全種別で使用)

乗り入れ他社の車両


左上:京成3400系
右上:京成3500系(未更新車は先頭がT台車のため京急への乗り入れはありません。)
左下:北総7300系
右下:都営5300系

これだけ車種が多いと、運転士さんもきっと扱い方を覚えるのが大変でしょうね。

おまけ:120km/h運転を実現するテク
京急は横浜~品川間で並行するJRと対抗するため関東の私鉄ではつくばエクスプレスに次いで2番目に速い最高速度120km/h運転をしています。これを実現させるため車両性能の向上だけでなく地上設備側でも様々な工夫が見られます。

点滅信号(YGF、Fは"Flicker")

まず一つ目は点滅信号。鉄道の信号機は通常5現示(赤1灯(R):停止 黄色2灯(YY):警戒(25km/h) 黄色1灯(Y):注意(40~55km/h、会社により異なる) 黄色1灯+青1灯(YG):減速(65~75km/h、会社により異なる) 青1灯(G):進行(その区間の最高速度で走行可能))となっています。しかし、京急では高密度運転のため信号機間隔が最短で200mほどしかありません。これでは最高速度120km/hで調子よく走っていたところにいきなり70km/h制限の減速信号を表示されてしまっても到底間に合わないことになります。そこで減速信号を点滅させることで105km/h制限という6個目の現示を新たに作ってしまったものです。これにはATS速度照査もついており、確実な高密度運転を実現するシステムとして活用されています。ちなみに、在来線で最高速度である160km/hを行う新潟県の北越急行ほくほく線は青1灯(G)に130km/h制限を掛け、青2灯(GG)で160km/h走行可能としているのは有名な話ですね。

制限を抜けたら即加速

カーブなどで速度制限がある場合、再加速できるのは編成の全車がその区間を抜けた後になります。他の鉄道ではこの「抜け」を運転士さんが編成両数を勘案して自ら判断していますが(地上に標識を置く場合もあります)、京急では「120km/hの高密度運転にはこの余裕も無駄だ!」と言わんばかりに全ての制限解除標識の後に「4」「6」「8」「12」という両数ごとの「抜け」の位置を表示し、制限区間を抜けたら即座に再加速できるようにしています。JRとの競争心をむき出しにしている京急だけありますね。(写真は平和島駅の115km/h制限の出口)

このほか、優等列車が通過する駅では利用者への注意喚起のためか時刻表に「-」で通過列車があることを表示しています。列車をお待ちの際はご注意ください。

ん?メインはどっちだったんだ??

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京浜急行(2006年5月16日)

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