日暮里駅が大きく変わる。

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


▲京成線ホーム頭上で進む工事。

京成本線の改良工事、最後は日暮里駅です。

現在、京成本線の上野から北総線を経由して成田空港へ向かう新たな鉄道(「成田新高速鉄道」)を建設する計画が進んでいます。この鉄道はかつて一度は断念した「成田新幹線」の現代復刻版(?)で、北総線内は設備の改良のうえで最高速度130km/h、その先の印旛日本医大~成田空港間は新たに線路を建設して最高速度160km/h運転を行い、上野~成田空港間を36分で結ぶ予定です。(ちなみに現行の京成スカイライナー・JR成田エクスプレスではともに東京都心~空港の所要時間は最速50分強です。)

▼参考
成田新高速鉄道ホームページ
以前の記事
「げんこつ電車」北総7000形・「C-Flyer」北総9100形ほか(2006年5月23日)
▲北総鉄道線内の追い越し設備の準備について。

3階建て駅舎


▲京成本線上り列車日暮里駅進入の前面展望。常磐線を跨ぐ鉄橋の直後から下り線が高架橋になる予定。

JRと京成の接点となる日暮里駅、現在の京成本線ホームは島式1面2線。このままでは成田新高速鉄道開業時に激増すると予想される利用客を捌ききれません。そこで、以前東京駅の長野新幹線乗り入れの際に使われたのと同じ手法で、上下線の線路を2階建てに重ね、ホームやコンコースの敷地を確保することになり、現在工事が進んでいます。完成時には1階が1面1線の京成本線上りホーム、2階が改札・コンコース、3階が2面1線の京成本線下りホーム(JR線側が一般列車・反対側がスカイライナー専用ホームの予定)になる予定です。京成線のホーム頭上には巨大な鉄骨の構造物が建ち上がり、前後の線路は工事の支障にならぬよう若干位置が変更されています。

新交通システムも開業


京成線の工事とは別に、駅の外では新交通システム「日暮里舎人(とねり)線」の建設工事が進んでいます。これまで自動車に頼っていた荒川区・足立区の新たな交通機関として期待されています。開業は来年度の予定で、工事の遅れていた日暮里駅でも駅舎の形が出来上がっています。

▼参考
東京都地下鉄建設(株)ホームページ
▲建設は「東京都地下鉄建設(株)」が行い、完成後東京都交通局が譲り受ける予定。


また、これらの工事にあわせるように、今後JRの駅舎も改良が予定されています。


今後もしばらくの間目が離せそうにない日暮里駅の状況です。

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