千葉駅113系連結作業Ⅱ(車内から)

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


千葉駅から房総方面に向かう列車は夕方になるとラッシュに備えて増結が行われます。以前、乗客をすべて下ろした状態の2列車同士の連結作業を紹介しましたが、今回はホームに停車中の列車と乗客が乗った到着列車との連結作業を紹介します。この様子は車内運転席後部から見ることができます。

本千葉→千葉の所要時間が長い列車に注意
通常、本千葉→千葉は2、3分程度の所要時間ですが、連結作業を行う列車は徐行で千葉駅に進入する関係からこの区間の所要時間が5、6分程度に延びます。この情報は時刻表からも拾うことができます。

時刻表の情報で得られた連結列車のダイヤ
270M(本千葉13:59発→千葉14:05着)
184M(本千葉14:49発→千葉14:55着)
192M(本千葉16:05発→千葉16:11着)
※不足・間違いがありましたらお知らせ願います。

ちなみに撮影は270M(2006年9月26日)と192M(2006年10月10日)で行いました。

前面展望
運転席背後のの窓越し撮影です。



(クリックで拡大可)
本千葉駅の出発信号の時点ですでに減速信号になっており、千葉駅の場内信号手前で一旦停止します。ATS-Pのパターン接近表示灯も点灯します。(右下の合成写真) 3番線への進入を指示する「3」の数字は表示されていますが、場内信号はどの番線も「赤(停止)」です。これはホーム上に列車が停まっているわけですから当たり前です。「絶対信号」の場内信号での無閉塞運転(赤信号を超えて運転すること)は許されないという制度があり、それを厳守するならばこの先には全く進めず連結作業は行えないということになります。(ちなみに奥に見える青信号は京成千葉線上りのもの)しかしながらその信号機の下、赤紫の矢印で示した先に斜めに配置された2つの電球色の信号があります。これは「誘導信号機」といい、駅の操作により点灯するものです。これが点灯しているときに限り15km/h以下の最徐行で進入することが許されます。以下、GIFアニメーションで進入~連結完了までの様子を紹介します。

千葉駅113系連結作業

作業は到着列車の乗客降車を待たせないようできる限り素早く行われます。

1、15km/h以下の最徐行で千葉駅3番線に進入します。
2、遠くにこれから連結する列車が見えてきました。
3、数十m手前で一旦停止します。
4、こちらの車両にも作業員が乗り込み、貫通扉を開けます。
5、連結器・ジャンパー線(車両間を渡る電線)などの確認を行います。
6、ゆっくりと近づき・・・
7、連結完了!
8、貫通幌の接続と渡り板を倒します。
9、床下ではジャンパー線の接続をします。

この後は通路の開放と運転席の施錠を行って作業は終わりです。駅進入~連結完了・降車開始までの所要時間は3分ほどで、乗客を降ろした状態で行うのに比べるとかなり素早い作業です。

▼関連記事
千葉駅、113系「連結作業」(2006年7月26日)
▲乗客を下ろした上で行う連結作業。ホームの東京寄りに移動した上で行われます。

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