相鉄8000系「つり革多っ!」
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。横浜エリアで唯一取り上げていなかった相模鉄道(相鉄)に今回乗ってきました。まずは最初に乗った8000系です。
相鉄の伝統を受け継ぎ
相鉄8000系電車は1999~2000年の10年間にわたり造られた車両です。足回りはこの時期他社でも標準的であったサイリスタ素子を使用したVVVFインバーター制御ですが、なんといっても特徴なのは相鉄伝統ともいえる直角カルダン式のギアと外輪ディスクブレーキです。直角カルダンとは通常の電車のようにモーターを車軸と並行におかず、垂直においてモーター側のネジ溝を切ったような歯車と車軸側の通常型の歯車を組み合わせる方式で、現在ではほとんど見られない駆動方式です。歯車の噛み合わせの関係なのか、速度が上がるにつれ重々しい唸りを聞くことができます。また、外輪ディスクブレーキは通常車輪の間にあるブレーキディスクを車軸の端に取り付けたもので、台車の外側に銀色に輝くブレーキディスクが目立ちます。車内を見ますと、10両編成のうち2両のみが関東の私鉄では珍しくセミクロスシートになっており、さらに窓は自動車のようにボタンにより自動的に開閉するパワーウィンドウになっているなど個性的な装備が目立ちます。この8000系は10両編成×13本の130両が製造されましたが、1編成が事故により休車(2両は廃車)になっています。掴まる場所には困りません
JRの電車などに慣れている人は乗車してなんか変だと思うかもしれません。天井を見上げてみると・・・
そうなんです。つり革がとにかく多いんです。枕木方向のつり革が3本という時点でJRとは決定的に違うのですが、さらにレール方向のつり革の間隔が異常と思えるくらいに詰まっており、妙な圧迫感を感じるほどです。ちなみにセミクロスシートの上部にもきちんとつり革が付いています。ちなみに同じ相鉄の7000系は日本一つり革が多い車両でもあります。(交友社「鉄道ファン」による)他の会社と違って特段混雑するわけでもなく、電車の加速性能が飛びぬけて良いわけでもない車両ですが、なぜこのような装備がされているのかは謎です。これも個性的揃いの相鉄ならではのものなのでしょうか。

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