203系・・・201系の地下鉄乗り入れ版
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。新松戸から常磐線を北上します。まずは各駅停車で我孫子まで行きました。ちなみに5月に我孫子までは同じコースを辿っています。
今回乗ったのはJR所有の203系です。(5月は東京メトロ6000系に乗りました。)メカニズムは中央線や京葉線を走っている201系と同じ電機子チョッパ制御ですが、車体がアルミ車体となり、動力計の仕様が変更されていて(ギヤ比が違う)、地下鉄乗り入れで要求される3.3km/h/sの加速性能が得られるようになっています。車内も「戸袋窓の無い201系」といった感じで、目立つのはドアがステンレス製でなくアルミ製である点くらいです。
走行中は低速側にセットされたギアだけあってか、ちょっと速度が上がっただけでも結構な回転数になって盛大なモーター音が響きます。最近のVVVF制御で使われている交流モーターの場合はブラシ・整流子のような摩擦部分が無いので高速回転でもさほど問題が無く、E231系のように通勤型の加速度のまま最高速度120km/hを実現している場合もあります。この辺りが直流モータの宿命といったところでしょうか。
走行中は低速側にセットされたギアだけあってか、ちょっと速度が上がっただけでも結構な回転数になって盛大なモーター音が響きます。最近のVVVF制御で使われている交流モーターの場合はブラシ・整流子のような摩擦部分が無いので高速回転でもさほど問題が無く、E231系のように通勤型の加速度のまま最高速度120km/hを実現している場合もあります。この辺りが直流モータの宿命といったところでしょうか。
203系は製造時期の関係から途中で仕様が変更されており、後期の車両は100番第二区別されています。後期製造の車両は台車が205系で採用されたボルスタレス台車となっています。
車体側面の番号は第1編成のみプレートで、その後は一般的な直接ペンキで書く方式になっています。(5月の記事に第1編成の写真があります。)
車体側面の番号は第1編成のみプレートで、その後は一般的な直接ペンキで書く方式になっています。(5月の記事に第1編成の写真があります。)
中央線と京葉線の201系はそれぞれ新型車への置き換えが決定していますが、この203系については用途が特殊なこともあり置き換え計画が発表されていません。しかしながら、チョッパ制御の古い半導体や直流モーターの保守が今後問題になることが予想され、後継車の登場を考えてもいい時期に来ていると言えそうです。

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