115系1000番台・・・中吊り広告が吸い込まれる??

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。

ここからは9/2の「青春18きっぷ」第2回目の旅になります。

上野から高崎線のグリーン車に2時間乗って着いたのは高崎駅。ここからは信越線に乗り、横川駅へと向かいます。そう、「碓氷峠鉄道文化むら」に行ったわけです。

雪の中でも走れる115系


高崎~横川間は115系、もしくは107系(また後ほど記事にします)で運行されています。行きで乗ったのは115系4両編成でした。115系は房総地区を走っている113系と形には違いがありませんが、山の中に存在する坂で一定の速度で走るためのメカニズム(戻しノッチ・抑速ブレーキ)が装備されています。また、乗降の少ない駅でドアを開けておくのは空調の効率が悪くなるため、この車両では開ける時は手動、閉める時は自動の「半自動ドア」を装備しています。



車内も113系と大差はありませんが、ドアの上の機械の張り出し方が違うのがわかります。これもやはり「半自動ドア」のためのようです。また、この車両の場合車端部は後述の理由からすべてロングシートになっています。

豪雪地を走行するためのメカニズム


この辺りでは冬季の気象条件が厳しいことから、この電車もそれに備えた仕様(製造番号が1000番台)になっています。115系でもともと装備されている半自動ドアに加え、電車の動力源のモーターへ冷却風を送るダクトも雪の侵入を防ぐ構造にっています。これは車端部に冷却風の吸い込み口を設置し、その中の空間(「雪切室」という)で雪と空気を分離し、モーターに風を送る仕組みです。このため車端部は客室のスペースが削られたため前述のようにオールロングシートになったわけです。

中吊り広告が吸い込まれる??


また、この冷却風は場合によっては車内からも吸気できる構造になっています。その吸気口を車端部の壁に見ることができます。ここで中吊り広告のおもしろい挙動を見ることができました。夏場でもこの吸気口は機能しているようで、停車中は直近の中吊り広告は垂直に下がっていますが、走り出して速度が上がるに従って広告の紙が吸気口に吸い寄せられていきます。列車の進行方向は写真の左方向です。よって慣性によって動いているわけでもなく、明らかに吸気口に吸い寄せられているものと思われます。吸気はモーターに直接つながったファンによって行われるため、高速走行中は吸気が強く、逆に停車中は全く吸気がないということになります。こんなことに気付く人は私くらいでしょうか?

おまけ:211系荷物車両


上野~高崎で乗った電車は偶然にも一番後ろの車両が荷物車両でした。新聞などを運んでいるようです。高崎に着くや否や人海戦術?で運び出しが行われていました。

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