JR西日本各線 - 関西旅行2008(7)



10月の関西旅行の続きです。次はJR西日本の各線です。

■私鉄優勢からJR優勢へ


左上から時計回りに221系、223系(阪和線・大和路線系統)、207系、321系。(前半2枚は天王寺駅にて、後半2枚が大阪駅にて)
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首都圏では東京から半径50~100kmのJR東日本各線を「東京近郊区間」と設定されていますが、大阪近辺のJR西日本各線もこれと同様「大阪近郊区間(通称:アーバンネットワーク)」が設定されています。この区間は大都市であるため利用者数は多いですが、その一方で競合する私鉄が多数走っており、国鉄時代から輸送改善が重点的に行われてきました。その流れはJRへの分割民営化後も変わらず、民営化から2年後の1989(平成元)年にはJRになってから独自に設計された通勤・近郊型としては初となる221系を新快速に投入し、それまで私鉄優勢であった京阪神間の輸送について一気に巻き返しを図ることに成功。攻勢はその後も続き、後継の223系では快速列車で初の最高速度130km/h運転を実現し、JRの優勢はもはや不動のものとなりました。その後、近郊型車はこの221系と223系、通勤型車は207系とその後継の321系の計4系列がJR西日本のアーバンネットワークを支える車両としてその数を増やしていきます。


223系(JR京都線・神戸線)(左:篠原駅にて)とその車内(右:野洲駅にて)。一世代前の221系もほぼ同様のレイアウト。
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関空特急「はるか」281系(天王寺駅にて)


駅ホームの電光掲示板(野洲駅にて)。首都圏で導入された「東京圏輸送管理システム(ATOS)」と同類のもの。

■まだ多数派の103系


大阪近郊を走る103系3色。左上から時計回りに大阪環状線、阪和線、大和路線、103系の車内。いずれの車両も車体の腐食防止のため戸袋窓を新しい板の溶接により塞いでいる。(全て天王寺駅にて)
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その一方で、国鉄時代から引き継いだ103系や113系といった古い車両が時代に応じた改良を行いながら現在も多数使用されているのもJR西日本の特徴となっています。103系に関しては現在も大阪環状線、阪和線など「第一線」で活躍を続けており、この中にはクハ103型のトップナンバー車が含まれていることは特筆に価すべきことです。また、アーバンネットワークの第一線を外れた車両も首都圏のように即廃車にするのではなく、編成短縮・ワンマン運転対応化などを行って地方のローカル線に転用するなど有効利用されています。これらの車両の中にはコスト削減のため必要最小限の改造で済ませた結果、「中間車の格好をした先頭車」など旧型国電然の特異な形態の車両もあり、ファンの間では度々話題となっています。


首都圏では消滅寸前の201系も大阪ではリニューアルされた上で全車両健在。左は大阪環状線、右は大和路線。車両は各線でプールされており、別線区で運行される場合もある。(2枚とも天王寺駅にて)
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▼脚注
※:JR東日本・東海・西日本では民営化直後から205・211系の製造が行われていたが、これらの車両は国鉄時代から引き続き製造されていたもので、JRが新規設計を行ったものではない。

▼参考
JR西日本
編集長敬白: 今なお現役!クハ103‐1。
交友社「鉄道ファン」各号
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