横浜市営地下鉄、ワンマン化の準備は着々

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


桜木町駅から、コインロッカーに荷物を置いてきた横浜駅に戻ります。JRを使ったほうが料金的には安いんですが、面白みが無いので今回は横浜市営地下鉄に乗ってみました。

新線開業、そしてワンマン化
横浜市営地下鉄は藤沢市の湘南台から戸塚、上大岡、横浜、新横浜と市内を縦断し、青葉区のあざみ野に至る路線です(1・3号線「ブルーライン」)。また現在、JR横浜線の中山と東急東横線の日吉を結ぶ新しい路線(4号線「グリーンライン」)が来年度開業に向けて建設中です。



▲ATOの地上子。(都営三田線つくばエクスプレスの項も参照。)
横浜市営地下鉄は最近の公営鉄道のご多分に漏れず経営状況が厳しい状態が続いており、来年度にはワンマン運転化が予定されています。これに伴い施設の更新と並行し、開業時から使用してきた1000形や、その後増備された2000形など旧型の車両の置き換えが急ピッチで行われています。私が十数年前戸塚区に住んでいたのはすでに述べたとおりで(→「戸塚大踏切」の記事を参照)、市営地下鉄にはかなりの高頻度で乗っていた記憶があります。当然車両は1000形か2000形であり、新型の3000形はまだ見る影もありませんでした。ちなみに、旧来の2形式はまだ若干数残っていますが、今回乗った際はにはついに出会うことはできませんでした。もはや「記憶の中だけ」の世界です・・・

3000形のバリエーション


その3000形のほうは最近の新車によく見られる軽量ステンレス車体、車内は案内表示機や自動放送を装備するなど標準的なスペックになっています。来年度のワンマン運転開始までにすべての旧型車を置き換える予定です。3000形は製造開始以来一貫して同じ形式を名乗っていますが、製造時期により若干の差があります。簡単に説明すると・・・

左上:1次車
1993年の新横浜~あざみ野開業時に製造された車両です。前面は丸みを帯びたデザインのため、すぐにわかります。VVVFインバーターの半導体素子はGTOサイリスタのためかなり大きなモーター音がします。
右上:3000N形
1999年の戸塚~湘南台開業時に製造された車両です。コストダウンのため前面は平面的なデザインに変わり、内装もやや簡素化された印象です。またVVVFインバーターの半導体素子がIGBTに変わりモーター音もかなり静かになりました。
左下:3000R形
Rは「Replace(置き換える、取り替える)」の頭文字です。車体はJRの209系シリーズと同じくビート(線状の張り出し)がないタイプになりました。前面の黒塗装が省かれています。
右下:3000S形
Sは「Satisfaction(満足させる)」の頭文字です。多くの部品を2000形の廃車体から流用するなど、大幅なコストダウンの対策が行われています。前面は水色の塗装です。

ちなみにこの3000形4車種、偶然一気に来たものでほとんど待たずに撮れました。でも本当に撮りたかったのは旧型の1000形や2000形だったのでした・・・(TT)
(上段2枚:横浜駅にて、下段2枚:桜木町駅にて)

横浜駅に着き、コインロッカーから荷物を出して夜泊まる祖父母の家に向かいました・・・

(次の日につづく)
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