カテゴリ:鉄道:JRの車両

埼京線205系・りんかい線70-000形

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。

JRおおみや鉄道ふれあいフェア(関係記事1つ目2つ目)の帰りは埼京線を利用しました。

新幹線規格の線路



埼京線は大宮~赤羽間で東北・上越新幹線と並行しています。これは新幹線建設に際して沿線住民への見返りとして建設された「通勤新線」であり、法規上は東北本線の別線となります。新幹線に並行して建設されたことから線形はよく、ほとんどの区間で最高速度100㎞/hの高速運転が可能となっています。

また新幹線の技術を取り入れて、保安設備としてATC(自動列車制御装置)が、旅客案内設備としてポイントや放送などを自動で制御するPRC(プログラム進路制御装置)が採用され、その後の鉄道のさきがけとなる試みが盛り込まれました。このうち、PRCはその後の運転形態の複雑化や設備の老朽化のため首都圏の他の路線に整備が進んでいるATOS(東京圏輸送管理システム)に改修されました。

現在の問題点としては、混雑率が首都圏の他の路線と比べてもかなり高水準にあることや(この結果、埼京線は痴漢被害が多いことで有名になってしまった)、古いATCシステムや湘南新宿ラインと重複する池袋~大崎間の線路容量から増発が難しい状況になっていることでしょうか。

大宮駅ホームの赤羽寄りにある「ATC投入」の標識

りんかい線と直通



埼京線は開業当初、山手線への205系投入で余剰になった103系で車両をまかなっていましたが、やはり連続100㎞/h走行には無理があり、JR化後早々に205系に置き換えられています。最近ではりんかい線直通に伴って、従来の方向幕がLED化されたり、山手線へのE231系投入で余剰になった6ドア車を組み込んで混雑緩和への努力が行われています。

2002年12月からは湘南新宿ラインを介してりんかい線の新木場駅まで相互乗り入れが開始されました。当初りんかい線側には6両編成の列車も残っており、限定的な乗り入れでしたが、並行して進められた池袋駅の立体交差化などの完成や、現在は全編成が10両かされてされ、直通本数も大幅に増加しています。

左がりんかい線70-000形、右がJR205系




埼京線と乗り入れを行うりんかい線は今年で開業10周年となり、それを記念して車両にヘッドマークとステッカーの貼り付けが行われています。

▼参考
東京臨海高速鉄道りんかい線Web

70-000形の10周年記念装飾

全て大宮駅地下埼京線ホームにて。

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