カテゴリ:公園・風景

渋谷川の跡を辿る 表参道~渋谷(開渠区間)

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。



▲GWで大混雑の表参道。

前回の続きです。表参道から渋谷駅の先の川が地上に姿を現す部分までを辿ります。

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渋谷川の跡を辿る 序章

表参道を進む


さらに川の跡の道はきれいに整備され、沿道は表参道らしいおしゃれな店が続きます。こ庫から明治通りまでの区間は「キャットストリート」と言う愛称がついています。途中から道の幅が2倍くらいに広がり、中央は遊具の置かれた公園に変わります。さらに先に行くと公園はなくなり広い道路に変わります。この付近のガードレールは基礎の造り方に特徴があります。基礎が完全に埋設されておらず、四角いコンクリートが露出しています。やはり下に川があるため深く掘削できないのでしょうか。また、道路の端にある雨水の排水口も内部は通常見られるような「ます」が無く、管が垂直に地面の下にのびています。これもやはり直接地下の川につながっているのでしょう。

1枚目組写真説明
左上:表参道から川の跡の道に入る際に見える欄干の跡
右上:沿道は若者向けの店が続く。(肖像権保護のため一部加工)
左下:道の中央に公園がある区間。(〃)
右下:基礎がむき出しの柵。

明治通りと交差し、渋谷駅へ


川の跡は明治通りと合流します。以前テレビで見たのですが、下水幹線としての渋谷川はこのまま向きを変えて明治通りの下を進んでいるようです。大雨で下水幹線が溢れた際にしか水が流れない「純正」渋谷川は明治通りを渡りJR山手線の築堤沿いの地下を進むようになります。この付近も「宮下公園」という公園となっていますが、残念ながら青いシートでできた家がたくさん・・・・・・。写真は入口から申し訳なさそうに撮らせていただいた1枚のみです。また、ここから渋谷駅までの間に初台方面から来た「宇田川」が地下で合流しています。

ちなみに初台方面から来た宇田川は渋谷センター街の中を抜け、西武百貨店のA館とB間の間を通り、山手線の下(歩行者用のトンネルあり)をくくり、本流と合流します。西武百貨店のA・B館の間に地下通路が無いのはこの宇田川があるためです。

渋谷駅前に出ます。ここで地下にある川は何と東急百貨店の真下へと吸い込まれていきます。現在の法律では河川の上は建物を建ててはいけないことになっているのですが、何しろこの建物ができたのは戦前。当時の五島慶太率いる「大東急」の強大な力によってこのようなこともできてしまったのでしょうか。

2枚目組写真説明
左上:先に見えるのがが明治通りとの合流部分
右上:▲を明治通りの反対側から見る
左下:山手線沿いにある宮下公園。地下を渋谷川が流れる。
右下:川の真上に建つ東急百貨店。

地下鉄の通路も分断


地下鉄半蔵門線の渋谷駅は非常に複雑な構造になっています。地下鉄建設以前の地下街(「しぶちか」)があるということもありますが、駅施設が全て地下2階にあるというのが大きいでしょう。これもやはり渋谷川が関係しています。山手線に隣接して流れる暗渠の渋谷川によって地下1階にコンコースを通すことができず、やむを得ず地下2階に駅施設を置いたのです。

▲半蔵門線9番出入口の壁面にある地図。地下2階のコンコースが分断されている。実はこの地図ある壁面の真裏を渋谷川が流れているのだ。(クリックで拡大)

突然地上に姿を現す


渋谷駅の外れ、頭上に首都高速3号線が通る国道246号線の先で渋谷川は突如その姿を地上に現します。その姿は川というよりただの排水溝。晴天続きのためか川には水は流れていませんでした。

▲国道246号線の上に架かる歩道橋から、渋谷川の地上区間を見る。振り返ると「序章」ページの風景。

この先、渋谷川は恵比寿駅の脇で地下鉄日比谷線のトンネルに湧き出る地下水を水源としてもらいます。

▼参考
東京メトロホームページ 「日比谷線トンネル内地下水を渋谷川・古川へ導水します!」
そして高速道路の下などを進み筒、港区内に入り「古川」と名前を変えて、芝浦付近で東京湾に注ぎます。こちらについてはまた機会がありましたら取り上げたいと思います。

(完)

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