カテゴリ:道路マンホールのフタ

東京都のマンホール1

※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。




●1段目
一般的な鋼製のマンホール。左のJIS規格のタイプが最も多く、一番お馴染みのものではないでしょうか。右は舗装の更新で取り替えられたタイプ。都の花である「ソメイヨシノ」、都の木である「イチョウ」都の鳥である「ユリカモメ」が描かれています。中央には「東京下水道」という字が書かれています。端には合流式を表す「合流」の字が書かれています。ちなみに東京23区の下水道は設置年代が古く、汚水管と雨水管が別に敷設されている場所は少ないです。このため大雨になると容量不足になって、マンホールから水が溢れるという事態もたびたび起こっています。




●2段目
こちらはコンクリート製。左は古いデザインでやはり中心に亀の子マークが入ります。フレームは小さく目立ちません。右は最近交換されたタイプで、1段目右のマンホールの模様を縮小してそのまま中心に描いています。鋼製の新型と同じく「東京下水道」「合流」の字が入っています。




●3段目
全体的には2段目の右と大差はありませんが、管理番号と布設年代がカラーと番号で表示されています。
並んでいるカラーキャップを左から説明すると
①管理図内のマンホール番号・・・汚水(合流管を含む):黄色、雨水:青色。文字の種類01~99
②③管理図内の固有番号・・・緑色。文字の種類0A~9A~0R~9R。
④布設年代・・・1900年代:黄色、2000年代:青色。文字の種類00~99(西暦の下2桁)。
最近、東京の下水道では特に都心部を中心に、老朽化によって下水道のトンネルが崩れたり、穴が開いて上部の土砂が流出し、道路が陥没する事故が頻発しています。(特に下水道は汚水自体やそこから発生する揮発物質により管が傷みやすい。)このような状況から東京都では年数の経った下水管の取替えや、下水管内部に特殊な板を張って補強するとともに、管理番号と布設年代をマンホールに表示して、下水道にトラブルがあった際に迅速に対応できるようにしています。この措置は一部の鋼製マンホールにも見られます。
右は汐留地区で見つけたカラーキャップの穴だけが準備されているもの。キャップを挿していない部分は単なる空気穴になってしまっています。


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