鉄道旅行⑥ 東京駅
公開日:2006年03月01日20:17
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。▼関連記事
旅行の行程
鉄道旅行① 常磐線103系
鉄道旅行② 常磐線E531系&関東鉄道2300形
鉄道旅行③ つくばエクスプレス
鉄道旅行④ 交通博物館 その1
鉄道旅行⑤ 交通博物館 その2(万世橋駅遺構見学)
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最初は書くつもりで写真を撮ったわけじゃないんですが、とりあえずおまけということで・・・。鉄道というよりは街の話題になってしまうかもしれません。
交通博物館を後にし、淡路町駅から東京メトロ丸ノ内線に乗り東京駅へ。降りるや否や土曜日だというのにコンコースでは盛大なドリル音が響き渡っていました。いよいよ赤レンガ駅舎の復元を発端とする、東京駅の大改良工事がスタートしたようです。
交通博物館を後にし、淡路町駅から東京メトロ丸ノ内線に乗り東京駅へ。降りるや否や土曜日だというのにコンコースでは盛大なドリル音が響き渡っていました。いよいよ赤レンガ駅舎の復元を発端とする、東京駅の大改良工事がスタートしたようです。
東京駅は当初「中央停車場」と称され、1914年12月20日に開業しました。その後発展を続け現在、東海道・山陽新幹線、東北・上越・長野新幹線など各地からの路線が集まる、名実とともに日本の中心駅となっています。ホームは地上が10面20線(在来線5面10線、新幹線5面10線)、地下5面10線(総武2面4線、京葉2面4線、メトロ丸ノ内線1面2線)など、国内最大級の規模となっています。また、駅周辺では丸ノ内側は有名な赤レンガ駅舎を中心に「丸ビル」、「丸ノ内OAZO」など商業ビルやオフィス街、八重洲側は大丸デパート、八重洲地下街など商業地が大きく広がっています。
この東京駅が今、大きく変わろうとしています。第一に丸ノ内赤レンガ駅舎を戦災前の姿に復元すること、第二に八重洲側の鉄道開館ビル再開発事業です。
赤レンガ駅舎の復元
丸ノ内赤レンガ駅舎は、一つ前に紹介した初代万世橋駅駅舎も設計した辰野金吾が設計したものです。建設当時は3階建てで屋根の美しい曲面が特徴でした。しかし、激しい第2次世界大戦の空襲の中、1945年5月25日夜この東京駅もその被害を受け、華麗な赤レンガ駅舎の3階部分はもろくも焼け落ちてしまったのです。折からの物資不足で平面中心の簡素な形でしか復旧が出来ず今日に至っています。2002年、JR東日本と東京都は東京駅開業95周年を迎える2010年を目処に丸ノ内赤レンガ駅舎の復元を行い、合わせて周辺道路の整備を行うことで合意しました。工事は今年春に着工する予定です。合わせて建物基礎へ免震装置挿入など最新の技術も取り入れられます。
参照:赤レンガの東京駅を愛する市民の会
丸ノ内赤レンガ駅舎は、一つ前に紹介した初代万世橋駅駅舎も設計した辰野金吾が設計したものです。建設当時は3階建てで屋根の美しい曲面が特徴でした。しかし、激しい第2次世界大戦の空襲の中、1945年5月25日夜この東京駅もその被害を受け、華麗な赤レンガ駅舎の3階部分はもろくも焼け落ちてしまったのです。折からの物資不足で平面中心の簡素な形でしか復旧が出来ず今日に至っています。2002年、JR東日本と東京都は東京駅開業95周年を迎える2010年を目処に丸ノ内赤レンガ駅舎の復元を行い、合わせて周辺道路の整備を行うことで合意しました。工事は今年春に着工する予定です。合わせて建物基礎へ免震装置挿入など最新の技術も取り入れられます。
参照:赤レンガの東京駅を愛する市民の会
八重洲側鉄道開館ビルの再開発
八重洲側には東海道新幹線ホームに隣接して鉄道開館ビル(大丸デパート)が建っています。これを取り壊し、北側(地上43階・地下4階)、南側(地上42階・地下4階)の2本の高層ビルに集約します。開いた中央部のスペースはバスターミナルやデッキなど歩行者の回遊空間が確保されます。すでに両端のツインタワーは着工しており来年完成予定です。大丸デパートをこのツインタワーに移転した後、現在のビルを解体して中央部の諸設備を整備して2011年完成の予定です。
参照:東京駅八重洲口開発の着工について(PDF)
八重洲側には東海道新幹線ホームに隣接して鉄道開館ビル(大丸デパート)が建っています。これを取り壊し、北側(地上43階・地下4階)、南側(地上42階・地下4階)の2本の高層ビルに集約します。開いた中央部のスペースはバスターミナルやデッキなど歩行者の回遊空間が確保されます。すでに両端のツインタワーは着工しており来年完成予定です。大丸デパートをこのツインタワーに移転した後、現在のビルを解体して中央部の諸設備を整備して2011年完成の予定です。
参照:東京駅八重洲口開発の着工について(PDF)
建設工事が進む2代目「新丸ビル」。左後方に見えるのが「丸ビル」。
このほか、現在丸ノ内側では「新丸ビル」建設にあわせ、総武線地下コンコースと東京メトロ丸ノ内線コンコースを一体的につなぐ、歩行者用の地下道の建設が進んでいます。これが最初に述べた「ドリル音」の正体だったわけですね。
いよいよこの春から赤レンガ駅舎の工事も本格的に始まります。現在の姿を記録したい方はお早めにどうぞ。
拙い文章ですがいかがでしたでしょうか?土曜日を丸1日使っていってきた小旅行のまとめでした。長々とした文章、御覧いただきありがとうございました。
(完)
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