鉄道旅行⑤ 交通博物館 その2
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。「もう気が済むほど見た!」という方も多いことでしょうが私も書かせていただきます。(爆)
●万世橋駅と交通博物館の歴史を簡単に・・・
交通博物館の建っている土地はもとは「万(萬)世橋駅」という駅があった場所です。万世橋駅は1912年開業し、中央線が東京駅まで延伸するまでの間都心側のターミナルとして機能していました。(他の例としては総武線の両国駅が同じような役割)そして1919年の東京駅延伸後は中間駅となりました。1923年、関東大震災により辰野金吾(東京駅赤レンガ駅舎も設計)・葛西万司設計の万世橋駅舎は2階部分が焼失、焼け残った部分を残して復旧がなされます。1936年、この万世橋駅舎を解体し、その基礎を流用して現在ある交通博物館が建設されました。その後、戦争が激しくなり、1943年万世橋駅は廃止されました。物資不足により、万世橋駅の備品の一部が同時期に開業した京浜線(現京浜東北線)新子安駅に流用されているといわれています。(以上、交通博物館の資料から)
交通博物館の建っている土地はもとは「万(萬)世橋駅」という駅があった場所です。万世橋駅は1912年開業し、中央線が東京駅まで延伸するまでの間都心側のターミナルとして機能していました。(他の例としては総武線の両国駅が同じような役割)そして1919年の東京駅延伸後は中間駅となりました。1923年、関東大震災により辰野金吾(東京駅赤レンガ駅舎も設計)・葛西万司設計の万世橋駅舎は2階部分が焼失、焼け残った部分を残して復旧がなされます。1936年、この万世橋駅舎を解体し、その基礎を流用して現在ある交通博物館が建設されました。その後、戦争が激しくなり、1943年万世橋駅は廃止されました。物資不足により、万世橋駅の備品の一部が同時期に開業した京浜線(現京浜東北線)新子安駅に流用されているといわれています。(以上、交通博物館の資料から)
今回、交通博物館の閉館に合わせ、館内に残されている万世橋駅の遺構が公開されています。公開はツアー形式で時間を区切って行われています。土曜日の昼ごろ行きましたが、15:05~の会に参加できました。
集合場所は1号機関車と鉄道模型の間です。集合時刻になるとスタッフの人が参加票を確認します。そのあと、展示室の奥にある扉から駅跡へ入ります。内部はもちろん空調はありませんから、外と同じ気温です。入るとすぐ広くなっている部屋があり、ここで約6分間万世橋駅と交通博物館の歴史についてののビデオを見ます。(う~ん、このビデオ欲しいな。できればもっとロングバージョンで(笑))
その後ホーム跡へと移動します。古めかしい扉も目立つ長い通路を通ります。途中雨漏りが激しいようでよく家のガレージなどで使われる屋根が設けられています。床は最低限の整備しかされていないだけあってかなり段差がありつまずいて転びそうになりました。ホームへ上がる階段は滑り止めの金属が外されています。これは戦時中の金属供出のために外されたものといわれています。階段部分には先ほどとは異なり開業時からの木製の屋根が残っています。階段を昇った先はアクリル板のシェルターで囲まれており、ホーム上には今回の公開に合わせて立てられた「まんせいばし」の駅名版があります。脇は中央線の線路で数分間隔で列車が通過していきます。ここを通過するオレンジ色の201系もあと数年で置き換えられてしまう予定ですので、貴重な光景ですね。
この万世橋駅跡は4月28日まで公開が行われています。まだ行かれてない方、もしくは「1回では満足できない!」という方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。詳しい案内は交通博物館のホームページにもありますのでご参照ください。
写真詳説(暗いのでノイズが酷いです)
1段目 左:資料と参加票(これを首から提げます) 右:1号機関車横の集合場所
2段目 入ってすぐ6分間ビデオを見ます。左がそのスクリーン、右がプロジェクター
3段目 左:古めかしい扉が残る通路 右:「まんせいばし」の駅名版(レプリカ)
4段目 ホームまでの通路。
5段目 ホーム上から 左:御茶ノ水方面(下り電車が通過中) 右:神田方面
1段目 左:資料と参加票(これを首から提げます) 右:1号機関車横の集合場所
2段目 入ってすぐ6分間ビデオを見ます。左がそのスクリーン、右がプロジェクター
3段目 左:古めかしい扉が残る通路 右:「まんせいばし」の駅名版(レプリカ)
4段目 ホームまでの通路。
5段目 ホーム上から 左:御茶ノ水方面(下り電車が通過中) 右:神田方面
(つづく)

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