南武線西府駅



2009年3月14日、JR東日本の首都圏の路線に2つの新駅が開業しました。1つ目は埼玉県さいたま市の川越線「西大宮駅」、2つ目は東京都府中市の南武線「西府駅」です。このうち「西府駅」について、前回の記事中央線高架化工事の取材のついでに訪問してまいりましたので簡単に記事にしたいと思います。

1枚目:西府駅に停車する南武線205系立川行き

■設置の経緯

西府駅と周辺の地図(Yahoo!地図情報)

「西府駅」が設置されたのは南武線分倍河原~谷保間です。当地には戦後すぐより地元から繰り返し駅の設置が請願されていました。これに加え、最近駅予定地一帯の区画整理が行われることになり、それに合わせて新駅設置が正式に決定されたものです。西府駅は府中市内で14番目の駅となります。

<西府駅開業までの経過>
2003(平成15)年3月 西府土地区画整理組合設立認可
2004(平成16)年3月 府中市・組合・JR東日本の3者間で新駅設置に関する覚書締結
2005(平成17)年6月 国土交通省から新駅設置認可
2005(平成17)年12月 府中市・組合・JR東日本の3者間で新駅の詳細設計に関する協定締結
2007(平成19)年2月 駅名が「西府(にしふ)」に決定
2007(平成19)年5月 着工
2009(平成21)年3月 開業 

■駅の概要
西府駅は南武線の多くの駅で見られる片面ホーム2面2線の単純な棒線駅となっています。改札口は線路上に建設された橋上駅舎内にあり、各ホーム上りエスカレータ1機、エレベータ1機、階段が1か所の設置となっています。橋上駅舎は駅の南北を貫通する自由通路にもなっており、こちらもエスカレータ・エレベータが設置されています。(この自由通路と線路下を通る地下道が新設されたため、駅の両側にあった踏切は閉鎖されています。)また、区画整理の一環で設置されたため、駅の両側には路線バスなどが入れるようロータリーが設けられています。現在はまだ区画整理が終了していないため、駅前に目だった建物はなく、開発はこれからといった状況です。


北側のロータリーから見た西府駅駅舎。


橋上駅舎内の改札口。最近リニューアルもしくは新設された駅で見られるグレーを基調とした内装となっている。流行なのだろうか?


左:ホームの駅名板 右:最近JR東日本の各駅で普及しつつあるエアコン付きの待合室も完備
※クリックで拡大

▼参考
西府土地区画整理事業 事業概要 府中市ホームページ
西府土地区画整理組合
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