首都圏の201系
公開日:2006年02月18日19:34
※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。来る3月のダイヤ改正で常磐線から103系が引退し、首都圏から103系が消滅しますが、201系にも引退の話が聞こえてきました。
201系は、約3500両製造された103系の後継車として1979年から製造されました。電機子チョッパ制御により、衝動のないスムーズな加減速と回生ブレーキが可能であり、日本を代表するの通勤路線である中央線(快速)、総武線(各駅停車)、そして西の東海道・山陽線(各駅停車)に導入されました。JR化後すぐ起きた東中野駅での列車追突事故で9両を失いましたが、それ以外は最近まで全車が健在でした。また、総武線の車両は209・E231系導入の影響で京葉線、青梅・五日市線に転属しました。
このように現在まで活躍を続けている201系でしたが、四半世紀走り続け世の中はすっかり様変わりし、ステンレス車の増加や急速な制御技術の発展で、鋼製車体や直流モーター、そして1980年代の古い半導体などがメンテナンス上の問題となり、いよいよ新型車両の導入が決定しました。中央線にはE233系、京葉線には次世代通勤電車のプロトタイプであるE331系が導入されます。E233系は山手線や総武線に導入されたE231系をさらに発展させたもので、導入に際しては利用者へのアンケートやグループインタビュー等が行われ、その結果が反映されているそうです。中央線は来年度から置き換えが始まる予定で、現在の201系は順次廃車になることでしょう。また、試作車10両と東中野事故で残った先頭車1両はすでに廃車となっています。(E331系については一部ですでに落成したとの情報が流れていますが、正式なプレスリリース前ですので混乱防止のため詳しくは述べません。)
余計な話、京葉線201系の撮影地点について少し・・・


撮影地は千葉みなと駅から東京方に徒歩15分ほどの「新港陸橋」。高架橋主体の京葉線では数少ない「上から」眺められるポイントです。上り線の脇は千葉貨物ターミナル駅跡の空き地(立入禁止)が広がっていますので、建物が障害物になることはありませんが、電線が被るので撮影にはあまり適しません。
左:東京方面。左は「ちば県民予防財団」で、お馴染み?健診用のバスが沢山止まっています。
右:蘇我方面。こちらは変電所があるため架線柱が入り組んでおり撮影には適しません。
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